第5回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展 斉藤涼平展「This is a picture」
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第5回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展
斉藤涼平展「This is a picture」
会期:2012.6.4 月 - 6.21 木
時間:11:00a.m.-7:00p.m.
日曜休館 入場無料
個展で作品を見るということは?
斉藤涼平は、一見なぐり書きにもみえるボールペン画に言葉を添えた作品で、第5回グラフィック「1_WALL」のグランプリを獲得しました。不条理な笑いを含んだ作品と、トイレットペーパーのように紙をくるくると動かして見せるユニークな展示方法は、「これはアートなのか?」という問いを投げかけ、審査員から「娯楽性とケレン味の周到なバランスが小気味よい」「今まで見たことがない見せ方で、ベストアンサーだと思った」と評価されました。
斉藤は、思いつくままに絵を描いてきましたが、描きためた絵の見せ方は入念に考えていきます。第5回グラフィック「1_WALL」展では、アートに興味がない人でも楽しめる、とにかく見た人が笑ってしまうような絵と、その絵を見てもらうための展示を考えたといいます。
初個展となる今回のグランプリ受賞者個展では、一転、ギャラリーへ個展を見に行くという行為そのものに着目し、画集やWEBではできない、空間に足を運んだ人だけが体感できる見せ方に挑もうとしています。二次元作品を、ギャラリーという三次元空間でどのように展開していくのか。ぜひ、会場で確かめてみてください。
また、これまで描きためてきたボールペン画のポートフォリオと、新作の油絵も展示紹介いたします。あわせてお楽しみください。
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Awards 2012 Selected for The wonder seeds 2012 competition 2011 The 5th "1_WALL" Graphics Competit...
展示によせて
そもそも個展は作ったものを見せたらいいだけなのですが、僕はそういう意味で展示をしたいとは思わないたちで、自分の描くものはA4サイズのノートで事足ります。せっかくの銀座a.k.a.新橋に多少なりとも「そこに足を運ぶ意味」がある空間を作りたいと思います。
斉藤涼平
審査員より
斉藤作品の魅力は、疑り深さにあるように思います。しかしそれは、他者に向けた懐疑や冷笑ではありません。絵にたいする疑い、笑いにたいする疑い、芸術にたいする疑い、コミュニケーションにたいする疑い、そして自分にたいする疑い。そういった根本的な疑いをもって、切実に制作に臨んでいるからこそ、不思議な吸引力をもっているのでしょう。
その疑心暗鬼と不器用な誠実さを抱えて、なにをつくっていくのか、注目したいと思います。
菊地敦己(アートディレクター)
第5回グラフィック「1_WALL」展
2011年8月22日(月)~9月15日(木)開催
公開最終審査会 2011年9月2日(金)
以下の審査員により、斉藤涼平さんがグランプリに選出されました。
[審査員]
大塚いちお(イラストレーター、アートディレクター)
菊地敦己(アートディレクター)
佐野研二郎(アートディレクター)
高井薫(アートディレクター)
室賀清徳(『アイデア』編集長)
※五十音順・敬称略
第5回グラフィック「1_WALL」展の情報はこちら
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<ポスターPDF>
ギャラリートーク
2012年6月16日(土) 5:00p.m.-6:30p.m.(予定)
斉藤涼平をよく知る友人二人と審査員を務めたアートディレクターの菊地敦己さんが、斉藤の作品と作家斉藤涼平について、作品のスライド上映を交えながら語ります。
第1部「友人二人が語る斉藤涼平とその作品」
第2部「斉藤涼平はこれからどうしたらいいんだろう。−菊地敦己に聞く」
*終了いたしました
主催:ガーディアン・ガーデン