自然石ソリティア
構成をどうはじめてよいかわからなかったら、あるいは書くべきことについて考えるのが難しかったら。
汎用の石の山から無作為に5つの石を選び出す。
それぞれの石について、8×13センチのメモ用紙(あるいは好きなサイズのカード)に2つか3つずつキーワードを書く。遠くからでも見えるように、マーカーを使って大きく書くこと
カードをシャッフルして目の前に一列に並べる。
その順番を使って、エッセイでも章でも場面でも短篇小説でもよいので、小品をスケッチする。スケッチは別のカードに書くが、この作業に5分以上を費やしてはならない。
再びシャッフルし、2番目のスケッチ、3番目のスケッチと書いていく。
3つのスケッチを目の前に並べて、それらが自分の中に生み出すエネルギーに注目する。この時点で使ってみたいと思うスケッチがなかったら、今度は石の山から10個の石を無作為に選んで、同じことを繰り返す。
この練習問題が終わっても刺激的なスケッチが得られなかったら、選んだ石をよく見てみよう。エネルギーを感じられない石は捨てて、ほかの無作為に選んだ石に取り返す。そして同じプロセスを繰り返す。
これらをいくら繰り返しても追求したいと思えるスケッチが得られなかったら、全部放っておいてもっと石を集めにいこう。
結局これは、執筆者が普段頭の中でやっている比較を実際に手を動かし、実物を作る形で行うものと言える。
エネルギーという表現は、こんまり流に通じるものがある。 こんまり流の知的生産術的な。