サロン的なものへの批判の弱点
サロン的なものへの批判の一番の弱さは、代替というかオルタナティブが示せていないところなのだろう。サロンで夢見るのは止めて、淡路島で寮に入って二年間の契約社員をやれ、とかだったら、少なくない若者が夢の方を選ぶだろう。
社会制度が夢や希望を語れなくなってきて、「夢を語ったもんがち」みたいな状況になりつつある、人は未来に希望を抱いて生きていくものだし、若い頃は特にそうなわけだから。 どっかの学者さんも「貧困を受け入れよう」と言ってたし、そんな未来を語られたところで嬉しいことはちっともない。