2024年11月の更新ノート
#2024/11
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finalventさんが言及していたのでロールズをしっかり読んでみたい 2024/11/7
小川哲さんが言及していたローティーの著作も読みたい 2024/11/7
気になっている本
『ラブ・アセンション』2024年11月20日
『涼宮ハルヒの劇場』 2024年11月29日
『まるで渡り鳥のように: 藤井太洋SF短編集』2024年11月29日
購入
『Tidy First?: 個人で実践する経験主義的ソフトウェア設計』2024年12月25日
## 2024年11月着想メモ
### たまにはまとめて書き出す
November 01, 2024 at 09:40PM
思いついたことをこまめにメモしていたとしても、それだけは澱のようなものを取りこぼすことがある。あるいは、断片から生まれる創発的なものが捕獲されていない。というわけで、たとえ短くても時間をとって考えを集中的に書き出すのは有効です。
### タスクではないもの
November 02, 2024 at 07:18AM
Someday/maybeリストって、チェックボックスつきで管理しないほうがよいと思います。それはタスクではない。
### 列挙の功罪
November 02, 2024 at 08:05AM
「〜な10の方法」的なものはライフハック系情報の象徴的な情報提示の形式で、それはつまり体系的な情報整理をせずにリスト的に情報を並べていくやり方なわけだけども、そこには良い面もあるし、そうでない面もある。
### 複雑さを経た単純さ
November 02, 2024 at 11:04AM
はじめから単純なのではなく、複雑さを経て至る単純さにあこがれを感じる。
### ゲームと力
November 02, 2024 at 12:22PM
規定のルール下でゲームに勝つ力もあれば、自分が勝てるゲームを成立させてしまう力もある。
### 目的について
November 02, 2024 at 10:24PM
「功利的な目的」というのを設定してみると、そうでない「目的」の可能性が見えてくる。
### リマインドについて
November 03, 2024 at 09:02AM
たとえば「リマインド」というのを考えたときに、ゴミの日の朝に通知されれば十分という人も言えば、前日の夜に通知されないと準備が間に合わないという人もいるだろう。両方通知してもらわないと、という人もいるはず。結局、その設定はその人がどういう一日をすごしているかに依存する。
だから「リマインダー」というツールを知っているだけ、あるいはその操作方法や機能を知っているだけでは足りない。「自分」というものを知らないと適切な手など打ちようもない。一種のケア/手当てなのだから。
「方法の使い方」についての適切なスキームが構築されている人であれば、そういう"応用"も自然にできるだろうが、多くの場合「(何も考えずに)この方法さえやればうまくいく」という謳い文句のおかげで注意が「自分」以外に向けられてしまう問題がある。
### 情報の固さ
November 03, 2024 at 01:49PM
扱うものの中には、ひどく固いものもあれば、そうでないものもある。それらを一括に管理しようという場合、どうしても手法と内容が不適合な部分が出てきてしまう。そこをどう考えるか。
### 思考の抽象性
November 04, 2024 at 01:56PM
具体的にしか話せなくなること、抽象的な思考ができなくなること。それで失われるものがあるのだろう。
### プラクティカルの徹底的な追求
November 05, 2024 at 04:04PM
ノウハウという非常にプラクティカルなものを、とことんプラクティカルに突き詰めていく上で、工学的な知見だけでなく人文的な知見も参照する、ということをやっている気がする。
つまり、究極的に「役立つこと」しか考えていない。
### 悲惨なマネジメント
旗振り役・先導者が「わかっている」つもりのマネジメントほど悲惨なものはないかもしれない。
書籍などで見知った知識で"分析"し、現場で何が起きているのか見ようとも、聞こうともしない。それで問題が解決できないときに、自分以外の何かを悪いとする。そういう判断を下せる立場にいてしまう。
### 印象化する社会
November 07, 2024 at 11:18AM
「感情化する社会」は「印象化する社会」でもあるわけか。
### ゲームの攻略法
「人は見た目が9割」だという。たしかに見た目に気を配るのは大切だろう。一方でそれを意識しすぎるあまり、今度は自分が他人を見た目だけで判断するようになる。そのゲームのルールを内面化してしまう。そうなると、たしかに人を見た目で判断する人が増え、自己成就的にそのゲームが強まっていく。
たしかにそういうことはあるだろうが、しかしそれとは別のこともあるだろうと、冷めた視線で見つめること。それがルールの内面化を避けるために必要だろう。全面的な否定でも、絶対的な肯定でもない、一つの術としての受容。
### 単純な世界の要請
November 07, 2024 at 01:19PM
実存の空虚さ、物事の複雑さ、意味の不確かさに耐えられないとき、単純な世界が立ち現れる。
すでにこの見方が単純だ。
### 言いながらのフィッティング
何かを口に出して言ってみる。すると、ちょっとそれは言い過ぎかなという感じがして調整する。主語を小さくしたり断定を弱めたり。そんな感じで手探りで「言いたいこと」と「言うこと」をフィッティングしていく。
一発で「言いたいこと」と「言うこと」が合致することは稀で、そうでない場合は常套句を口にしているだけで、その場合は常套句に「言いたいこと」が乗っ取られている。
「口にしながら言いたいことを考える」は、うちあわせCastを聞いていただくとよくわかると思います。
### 想像力の向き
November 08, 2024 at 10:56PM
外部への想像力と日常への想像力。
私たちは、自分たちの外部をイメージしないで生活しているが、同様に、私たちの日常についてもその細部はぼやけているのではないか。
両方の想像力が必要で、しかもそれは通底しているように思う。
### 瞬間化する社会
November 09, 2024 at 07:43PM
「今」は常にそこにあるが、常に流れてもいる。瞬間化した社会とは、つまりはそういうものなのだろう。
### 個人的ノウハウ
November 09, 2024 at 07:53PM
個人が扱うノウハウが、あんまり技術的に発展しないのは、何かしら理由があるのだろうな。
ノウハウ書の情報の提示の仕方からして、そこに「歴史」がない。読書猿さんの本などを除けば、基本的に「この方法こそが効果があるのです」と謳う代償に、それ以前の方法を検証なく全否定することになる。これは研究的態度を喚起はしないだろう。
そしてそうして提示された方法もまた次なる方法で全否定されることになる。着実に積み重ね、ときには後戻り可能なような「足場」がない。そのとき目の前にある方法に全掛けしているような感じ。
そうやって視野が狭まるほど、方法と自分を組み合わせて俯瞰的に見るメタ的な視点は失われる。「自分」の存在が結果に影響を与えないカテゴリであれば別に構わないが、個人的ノウハウはまさにその「自分」が結果に影響を与える分野でメタ的な視点が欠落するとにっちもさっちもいかない。
だとすれば、パラフレーズではなく、語彙そのものを動かしていく必要があるのだろう。イコール、語彙を成立させている場を変容させるということ。
別段小難しい話をしようとしているのではなく、効果が生まれていない状況があるならそれに介入したいだけです。その道行きは「もっとよい方法を!」ではないと考えているだけ。
### ノウハウを構成する二つの要素
November 09, 2024 at 08:21PM
「文章を書く方法」というのは、「自分が文章を書ける方法」ということ。そこにはスコープで言うところのローカルな要素とグローバルな要素の両方が関わっている。
### 自己啓発の自己的閉塞感
神聖化の対象が、最終的に自分になるという話は、自分を超越的な位置に置くということだろう。それは万能感と共に、無限の責任を負うことを意味する。そんなことは個人には不可能なので、別の形の救済が裏口から導入される。
### ノウハウと生きかた
November 10, 2024 at 02:36PM
一日が人生を形成する。行動が一日を形成する。
何かのやり方は、生き方につながっている。生き方と独立した"やり方"なんてあるのだろうか。
### コスパの良い本
November 10, 2024 at 04:49PM
ところで、何度も長く味わえる本と、ある程度の長さの本でもちょっと読むだけでその本を読んだと言える本のどちらも「コスパがよい」と表現できそうな気がしますね。そこで問われているのは"パフォーマンス"の内実。
### 長い軸で考える
November 10, 2024 at 07:35PM
たとえば、「1000冊の本を読む」というとすごくたいへんそうだけども、20歳のときから一年50冊読めば、40歳のときには1000冊の本を読んだことになる。一ヶ月だと4冊ちょっと。
時間を加味しないと、成果を得るのに急激なカーブを想定する必要があり、だったらもういいやとなってしまうのは人間の感情でもあるわけで、「いますぐに」的なスタンスからいったん距離を置くのがいいのではないかなと思う。そうして「プロセス」というのをデザインしていく。
実行即結果即評価、みたいなのではなく「途中経過」や「練習」という観点を持った方が好ましいと感じる。人間が即座にできることなんて限られているし、一発で達成できることも限定的。そういう範囲で評価したら、ちゃっちいとしか思えないだろう。
### 全肯定とその否定
November 10, 2024 at 09:33PM
判断・分析・考慮、といったプロセスなしにただ肯定することしかないのなら、その逆はただ否定するしかないことになる。
### 反発的に読む
November 11, 2024 at 05:28PM
何かしらの本を反発的に読んでいても、というよりも反発的に読んでいればいるほど、見えない部分で影響を受けていることがある。
### マネジメント
November 11, 2024 at 10:13PM
単純に考えて、素直な人、負けず嫌いな人、へそ曲がりな人、への適切なアドバイスは違うだろう。その按配がマネジメントだ。念仏のように同じ言葉を繰り返し、それで力を発揮できない人を「使えない」と判を押すことほど反マネジメントなことはない。
### 何のために生きる
November 11, 2024 at 10:27PM
人は生きるために生きるにあらず、は成立するだろうか。
### 正当化欲求
November 12, 2024 at 08:20AM
自分の不満を「自分の不満」だと認められないときに、何かしらの正当化・社会問題化が起きる。そのとき、手からこぼれ落ちるものがある。
### 悪者を不要とする
November 12, 2024 at 08:34AM
常に悪者を必要とする生き方をやめる、という選択。
### イデアイズム
November 13, 2024 at 07:58AM
余計なものを削り取っていたら本質的で素晴らしいものが残る、という観念は、いつでも魅力的に感じられるものなのだろう。
### 企業は公共的な存在である
November 13, 2024 at 08:48AM
営利企業が慈善事業でなくても、公共的な責務がまったくないわけではないだろうし、そこに「人の扱い」も含まれているだろう。
### 落ち着いて考える
November 13, 2024 at 11:55AM
必要なのは落ち着いて考える時間で、それは自分が思ったこと/考えたことについて考える時間でもある。
### 当たり前
November 13, 2024 at 05:16PM
「考えてみれば当たり前のことなんだけど」という言葉から、考えてみることの大切さがわかる。僕たちは、「当たり前」をよく見失うのだ。
### ノートを使いきると楽しい
ノートを一冊使い切ると存外に嬉しいですよね。
そういう嬉しさがあれば、また次のノートに手が伸びる。そうして書き続けていくうちに、少しずつ「自分の方法」がつくられていく。この方法はぜんぜん派手でもグレートな効能もありませんが、地に足のついた進め方ができると思います。
外部から与えられる「正解」に強制的に従おうとして挫折感を学習しがちな僕らは、「まずノートを続けること、終わらせること」ということを練習としてやった方が中長期的にみて getting good でしょう。
自分で「自分の方法」を、つくる・みつける・わかる、というのがまことに大切。Knowledge Walker/Worker の基本かもしれない。
### 希望とのつき合い方
November 14, 2024 at 08:57AM
希望というのが楽に見出せないときに、じゃあどうするのかという話は重要なのだろう。
### ノウハウのセオリー
November 15, 2024 at 09:16AM
現実の複雑さと個人の性質の多様性を考えたときに、ノウハウのセオリー(大文字の理論)なんてほとんど意味をなさないんじゃないかという気がしてくる。
たぶん、ライフハックには理論はない。結局それはある家族的類似性を名指す言葉でしかないから。ありえるのは、ブリコラージュに彩られた実践とそのカタログでしかない。言い換えれば、ライフハック大全とか独学大全のように技法を列挙し、それ自身に語らせるしかない。
### 従順さを学んだ人
November 15, 2024 at 10:52AM
逸脱が禁じられた従順な学びで訓練された人は、ハッタリが効いたノウハウ書と相性がよくないだろう。
### 生活のリアリティ
November 17, 2024 at 11:10AM
遠くへ移動するといつも思うのは、日常に河や湖や海が近くにある生活は、そうでない生活とリアリティみたいなものがけっこう変わってくるんじゃないかということ。
### 物語の効能
November 19, 2024 at 08:13AM
複雑で陰影がある物語に触れていると、単純な物語に抵抗感を覚える、ということはありそうに思うけれども。
### レトリックの弊害
November 19, 2024 at 08:18PM
ある手法を熱烈にアピールしようとするあまり、「この手法が素晴らしく、他の方法ではまったくだめ」というレトリックと共にパッケージされたとき、運悪くその手法が合わなかった人は──他の方法が全否定されているがゆえに──行き場を無くしてしまう。人を助けるためのものが、反転してしまう。
「自分にとって、これまで試してきたどの方法もうまくいかず、この方法でなら望む結果が得られました」というメッセージだったら生じなかったような歪みが生まれるということ。内容よりもレトリックこそが、そこでは問題となる。
「方法というのはいくらでもある。新しく作ってもいける」というのは──最初は混乱を呼ぶかもしれないが──、たしかに希望の灯火でもあるように思える。
### 信じること、疑うこと
November 19, 2024 at 09:49PM
信じること・疑うことで言えば、やっぱりデカルトの『方法序説』はもう少し読まれていても良いのではないかと思う。
### 意味の違う言葉
November 20, 2024 at 04:56PM
相手がどういう意味を込めてその言葉を使っているかに思いを馳せることなく、自分が使っている意味のもとで断罪する。あたかもそうするのが正当であるかのように。そういう傾向をいかに抑えられるか。
### 視点の高度を上げる時間
November 20, 2024 at 07:42PM
視点の高度は、ボタン一つで一気に上げることはできず、階段を踏み上がっていくための時間が必要そう。
### 壊れることの効能
November 21, 2024 at 07:21PM
何かが壊れるとき、道具的ネットワークからズレることができる。
### 瞬間的な世界で歴史をつくること
November 21, 2024 at 08:11PM
瞬間的、つまり時間/歴史がなくなりつつある状況が一方にあり、「あなたの物語」がない巨大なデータに取り囲まれる状況がもう一方にあるなかで、いかにして「自分の物語/歴史」を紡いでいくか。ある種の反抗として。
ということをちょっと考えたい。
おそらく両極端に挟まれたそれは、両義的なアプローチを持つのだろう。
### 変わらないもの
November 22, 2024 at 07:42AM
大きな変化があるときほど、変わらないものが求められるのだろう。
変わらないものは、絶対的なものではない。しかし、その差異は見逃されやすい。
### 自己規律化と社会化
November 22, 2024 at 08:33AM
自己規律化というものが、社会が要請する基準に従う、ということと必ずしもイコールではない、という理解。
### 生きるように書く
November 22, 2024 at 09:18AM
文章を書きながら、その文章を通して何を為そうとしているのかを考える。行為と目的が反転しているように感じるが、私たちが生きることをしながら、その生を通して何を為そうとしているのかを考えているのと同じ構造だとすればそこまで違和感はない。そこでは re: が欠かせない。
### 個性
November 22, 2024 at 09:31AM
「個性」というのが、それぞれの人が個別に持つ特徴を尊重する文脈で用いられるならば素晴らしいことのように思えるが、ひとりの人間に永久不変の性質があると見る文脈でもちいられるならば極小の牢獄をつくっているのに等しい。
### 意志の力だけでは書けない
November 22, 2024 at 02:45PM
原稿を意思の力だけで書くことって、不可能ではないにせよ極めて難しい気がしますね。書ける環境を整える(あるいはつい書いてしまうようにする)というのがポンコツな僕らにできることの精一杯というか。
### 賢い消費者
November 22, 2024 at 09:27PM
消費者として賢くなるというのは、損をしないとかそういうことではないよな、とは思う。
### Cosenseの透明感
November 23, 2024 at 08:10AM
Notionを使っていて感じるような楽しさはCosenseにはない。というか、Cosenseにはそのたぐいの楽しさはなくて、むしろ「透明な容器」という感じがする。楽しさ・面白さはツールの操作ではなく、そこで展開されている情報や情報に対する操作で生まれている。
### あらためて自分でやる
November 23, 2024 at 08:38AM
セルフマネジメントでは自己コントロール感が大切になるので、有用な方法があっても、「こうせよと言われたからやる("やるべき"だからやる)」というのでは、あんまり意味がないだろうなと思います。
### テックという言葉
November 23, 2024 at 09:04PM
なんだかんだで、「テック」という言葉がいまだに好きだ。その能天気なまでの楽観性は「軽い」わけだが、でもだからこそ物事を前向きに進める力を有しているように思える。しかるべき「重い」ものと合わせて使えば、という保留はつくけれども。
### ビジネス書をどう読むか
November 24, 2024 at 08:31AM
オススメビジネス書n選、みたいな記事でたしかに有用な書籍が紹介されているんだけども、それらの本を「どう読むか」みたいなことはあんまり言及されない。むしろそこが重要だったりするような。
### 紙面という制約とそこから生まれる発想
November 24, 2024 at 04:07PM
アナログツールだとメタ・ノートの運用はごく自然な感じがするけども、デジタルだと結構意識的に工夫しないとそうならない感じがしますね。
### サブカルと仕事
November 24, 2024 at 07:14PM
ヒーローや魔法少女が職業になり、冒険者はギルドによって職業化される。行いを統制する想像力が「仕事/職」にある。
### 仲間であることを確認するための言葉
November 24, 2024 at 08:53PM
僕はその時代の風景をぜんぜん知らないけども、とにかくなんでもマルクス主義、よくわかってないけどそういう用語使っておく、みたいな風潮はあったんだろうなと想像する。でもって同じ風景は今でも(用語の系は別にせよ)あるよなぁとも感じる。
そこで行われているのは、理論の探究ではなく仲間意識の確認で、だとすれば『ようこそ!FACT』で提示されるようなグループとの境界線はかなり曖昧になってくる。
と同時に、共同体意識のもろさが、そうした仲間意識の切望を生み出しているならば、端的に切り捨てられるものでもなさそう。
### 自分の理解の拡張
November 25, 2024 at 08:19AM
そういえばどうやって「自分の理解」は拡張できるのだろうか。少なくとも、自分が理解できることだけ理解している人では難しいように思う。しかし、自分が理解できなことは理解できないわけで。この隙間を埋めるには、何かしらのジャンプが必要なのだろう。
「知っていること」を増やすのは難しくない。目にしたものごとを「自分の理解」に押し込めばいいわけだから。上記は、それとは違ったアプローチが必要になるのだろう。
知的開拓、あるいは知的開墾。
### 人間と議論
November 25, 2024 at 11:24AM
訓練なしでは、人は精緻で、複雑で、長い議論を追いかけることができない。単に「長い議論」を追いかけるのも相当難しい。
### 人生の物語
November 25, 2024 at 08:48PM
複雑なナラティブに耐性がないなら、自分の人生の物語もひどく単純なものになる。
### 物語の縒り直し
November 27, 2024 at 08:51PM
自分が書き残したものを読み返すことで自分の物語を縒り直す。
### 知のプレイヤー
November 26, 2024 at 07:57AM
訓練なしでプレイヤーになることはできない。
「万国のネット民よ、知のプレイヤーたれ」
### 性格から離れて
November 26, 2024 at 09:32AM
「なぜその人がそうした言動をとっているのだろうか」と素直に考えてみる訓練。当人の"性格"に帰着させるのではなく。
この眼差しは、当然のように自身にも適用できる。
### 蓄積と即興
November 26, 2024 at 10:41AM
蓄積があるから、即興が活きる。
### ライフログへの注目
November 26, 2024 at 08:28PM
ライフログへの再注目は、失われつつある時間/歴史を求める傾向があるのかもしれない。
### 自らの観察
November 27, 2024 at 03:28PM
自分が何をなぜやっているのかを観察すること。そうやってやっていることでどんな感じを受けているのかを観察すること。ありきたりな「言葉」で処理するのではなく、そこに起きている事象に注意を向けること。そういうアプローチは欠かせない。で、「書くこと」はそれを大きく助けてくれる。
### 流行り言葉に安易に乗らない
流行りの言葉があったときに、そこに近しい感覚があるというだけで、その言葉を自分の心境や状態を表すものだと使うのを避ける。その代わりに、観察し、そこにある差異から言葉を立ち上げようとすること。
### それぞれに異なるタスク管理
November 27, 2024 at 05:13PM
「タスク管理」と呼ぶとあたかもそれが共通の営みであり、必要に応じてカスタマイズされるものである、というような超越的なイメージが浮かぶが、実際はそれぞれの人生において異なる「タスク管理」がありたまたまそこに共通点が見出せることがある、というイメージが近いのではないか。
「言語ゲーム」的な観点で捉え返した視点。
### 〜としての知的生産の技術
November 27, 2024 at 08:56PM
統一的に知的生産の技術をまとめる、という野望を廃棄して、その代わりに「〜にとっての知的生産の技術」を立て直す。既存の要素の再配置と磨き直しを行う。そんな目論見。
### 壊すもの
November 28, 2024 at 10:44PM
ゲームなどで「壊れ/ぶっ壊れ」という表現が使われる。あまりにも強力な、というものを指し示す。英語なら「バランスブレイカー」だろう。
バランスブレイカーであれば「壊すもの」であるのだが、「ぶっ壊れ」はその対象が(ある規範から見たときに)逸脱していることが表される。視点の向きが違う。
### 制約との付きあい
November 29, 2024 at 04:29PM
制約は減らすことが有効な場合もあれば、増やすことが有効な場合もある。まとめると「制約を動かす」ことが、一つの指針と言える。
### WorkFlowyでタイムスタンプ
November 30, 2024 at 09:25AM
手入力でよけば、WorkFlowyでもタイムスタンプで作業時刻のログを残すことは可能です。
### 自分中心主義への転換
November 30, 2024 at 01:31PM
『ロギング仕事術』において、判断軸として「メリット」ではなく「嬉しいかどうか」を持ってみることを提案しましたが、それは客観的(だと思われる)ような軸ではなく、あくまで主観的な「自分の感じ」を大切にしよう、という自分中心主義への転換でもあります。
### 客観的な言葉に回収されてしまう現象
November 30, 2024 at 07:15PM
「優先順位」のような言葉は使いやすいが、そこにある意味が見失われやすい側面もある。たとえば、自分が生きる上で大切にしていること、のようにそれぞれの文脈に即して理解することを心がけたほうがよいだろう。
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