2023年7月着想メモ
### 誰が目立つのか
July 01, 2023 at 07:57AM
マウンティングする人は一定の割合でいますが、マウンティングしない人はもっと多くて、でもそうしない人はそもそも注目されないのでマウンティングする人ばかりな印象になる、ということはありそうです。
### 何が目立つのか
July 04, 2023 at 09:17PM
自分が持っているものは当たり前すぎてその価値に気がつかない。一方で自分が持っていないと感じているものは、ありありとその不足に注意が向く。その非対称性がもたらすもの。
### 読みたいように読む
July 01, 2023 at 08:24AM
たとえばAという言説に対して、それを曲解・誤解した上で、「(Aじゃない)Bだ」という言説が提出される場合、そもそも「Bだ」と言いたい気持ちがあって、それに合わせてAの理解が歪んでいるということが多いのだろう。
つまり、ストレートに読解力を鍛えましょう、という話では解決がつかないと予想する。前にも言ったけども、むしろある種の力を抑制する訓練が必要だろう。
### 先鋭化とどう付き合うか
July 01, 2023 at 05:17PM
ある方向に向かって進んでいくときに、それとは反対のものが抑制される。その現象とどのように手を打つのか。
July 04, 2023 at 07:24PM
生における規範性はその内部に必ず逸脱するものを含む。それをしらみつぶしに抑えこもうとすれば、際限ない細部へのこだわり生み、規範によってもたらされるものではなく規範を維持することが目的となってしまう。これをどうときほぐすのか。
強いて言えば、解きほぐそうとしないこと、だろう。規範を持ちながらも逸脱を受け入れるというアンビバレントさをそのまま受け入れること。支配しきろうとしないこと。
### 生産性は上げやすすぎる
July 01, 2023 at 05:18PM
どんな情報でもやろうと思えば価値を見出せるので、どんな情報を作っても生産性は高まってしまう。
July 01, 2023 at 07:02PM
生産物は増えるが成果物は増えないという状態にあって、その差分が渇きに似た焦燥を呼び、それがさらなる生産を駆動する。
たぶんそういうときにどう仕切り直すのか、という観点が含まれていないPIS(パーソナル・インフォメーション・システム)は不十分だと言えそう。
### 目的の扱い
July 01, 2023 at 09:19PM
目的を持つことは悪いことではないが、目的性の維持が指標となると、目的化できることだけを対象とするようになってしまう。直接制御できないようなものを投げ捨てるようになる。
### 思考のビット数
July 02, 2023 at 02:33PM
感覚的に「hogeが大事」は1ビットで、「hogeが大事で、それと反するhugaも大事」は4ビットくらい必要な感じがする。
### 程よいメディア環境
July 02, 2023 at 04:13PM
片方にめちゃくちゃ不安を煽るメディアがあるから、その反対に異常なほど思考停止による安心を与えるメディアが求められる。ほどよく考えることができないでいる。
### タスク管理における意味
July 02, 2023 at 10:48PM
コンピュータにおけるタスクは個別に意味を持っていない。便宜的な優先順位があるだけだ。一方で人間における任務は意味を持っている。というか、その意味がある行為を任務かそうでないかを峻別する。前者に合わせるタスク管理もあるし、後者に合わせるタスク管理もあるだろう。
### 計算化社会
July 03, 2023 at 05:14PM
モータリゼーションと同様にコンピュータライゼーションも大きな出来事だが、それは同時に「計算」というものが社会に浸透したということでもあるのだろう。
### 思考のエンジン
July 04, 2023 at 08:03AM
「思考のエンジン」という言い方があるが、つまりそれはオーバヒートするものなのだ。
### 知性とミーム
July 04, 2023 at 10:00AM
知性とミームの関係はどのように捉えられるのだろうか。
知性はミームによって支えられている? ミームを扱うことが知性と言える?
### 現実主義とロマン主義
July 04, 2023 at 12:24PM
ただ現実的なことをロマンティックに言うことと、ある種のロマンを現実を見据えて語ることの違い。
### 知的好奇心と恐怖のはざま
July 04, 2023 at 01:32PM
何かがまず「わからない」があって、そのままの状態で前に進むとさらに「わからない」が重なり、それが繰り返されると「わからない」が巨大化し輪郭線がぼやけて「なんかイヤ」や「嫌い」に変質していく。
ある部分までなら知的好奇心がエンジンになるのだが、度を越すと逆向きに働くようになる。
### 開き直り
July 04, 2023 at 05:05PM
「開き直る」という態度があるが、個人的には「開くけど、居直らない」くらいの匙加減でやっていきたい。
### ノウハウについて
July 05, 2023 at 07:00PM
ノウハウを知識として学んだ人が、その情報をまとめるとわかりやすいものになるんだけど、図式的になりがち。実践におけるでこぼこが抜け落ちてしまう。個人的には実践を通して徹底的にその方法について考えてきた人の方法論が読みたい。
### 感情の測定
July 05, 2023 at 09:59PM
スマートウォッチとかで、ニュースなどを見るたびにどれだけ感情が揺り動かされているのかわかると面白いかもしれない。ただそのデータが悪用されることもあるだろうけども。
### 道具と気分
July 06, 2023 at 07:44AM
すごい道具を使うと、すごいことをした気分になれる。
### 本の読み方
July 06, 2023 at 07:58AM
「本の読み方」にはいくつかのレイヤーがある。書いてある言葉の意味を把握すること、著者の意図を汲み取ること、他の本などと合わせてその本に書かれたことを位置づけること。一つ目だけだと案外ころっと騙される。
### 技術とツール
July 06, 2023 at 11:51AM
すでに知的生産の基本的な技術が身についているなら、そこから高度なノートツールを使ってうんぬんみたいなことができるけど、そうした技術が抜けていると高度なツールは上滑りしてしまう。
### どうせやるなら全力で
July 06, 2023 at 01:35PM
個人的な意見だが、どうせ何かをするならば、全力で取り組んだ方がよい。あらゆるエクスキューズを一旦横に置いておく。そういう姿勢でないと見えてこないものは結構ある。
### 陰謀論
July 06, 2023 at 07:26PM
陰謀論そのものは邪悪なものではないだろう。ある種のサークル活動のようなものだ。枠組みや仕組みについての理解とやるべきことを与えてくれる。それが充足感を生む。ただし、その理解は怒りを惹きつけやすく、解体する装置を持たないがゆえに圧力が高まりやすい。その意味においてはイビルだろう。
結局大きな物語がなくなっても生における物語は必要で、だからこそ強度ある物語が重要になる。
### 当たり前ではない
July 07, 2023 at 01:13PM
自分が書いたものが読まれたり評されたりすることって、すごく不思議なことだなあと定期的に思います。ぜんぜん当たり前のことではない。
読むことや読まれることが当たり前になってしまうのはちょっと怖いなと思います。
僕が感じる「ブログで稼ごう」的な話で一番引っかかるのがこの点なのかもしれません。そこでは読まれることは当然のことで、なんならそれを"ハック"できるという姿勢すら感じられます。でも、実際それは当然でもなんでもなく、読んでもらえたらそれだけでハッピーな部分がたしかにあるのです。
### 独善の測り方
July 07, 2023 at 05:35PM
他者が欠如した状態でいかにして独善を測ることができるだろうか。
ここでの他者とは、甘えを許容する他人ではなく、ほとんど文脈や共感が共有されない存在のこと。
### 人生の物語を紡ぐこと
July 07, 2023 at 07:45PM
多様な人生論的ナラティブ=ストーリーの響き合いこそがマルチチュード的なものへの道程なのかもしれない。個人という国境を持ちながらそれを越境するものとして。
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July 07, 2023 at 07:46PM
これをたとえば、「動き-動く」の観点から捉え返すとどうなるだろうか。止まったまま、動くこと。
### 新しいものへのバイアスに抗う
July 07, 2023 at 08:06PM
正直、新しいものに期待しすぎなバイアスがあるんじゃないかな。
スローダウン、ベーシック、レストア、あたりを指針にしたいところ。
### 何に注目するか
July 08, 2023 at 07:59AM
抽象的な観念や統計的データ、あるいはニュースなどに注目しすぎるあまり、この世界そのものや自分自身についてほとんど注意を払わなくなっているのだとしたら、やっぱりそれは危ういだろう。
### 切断の手法
July 08, 2023 at 10:18AM
「やること」の多さも問題だが、「考えること」の多さはさらに問題。要求する時間に際限がないから。そういうときに切断の手法が効いてくる。
### ツールへの要求
July 08, 2023 at 01:37PM
結局のところ、何を求めてノートツールを使っているのかというニーズによって適切な選択は変わってくるわけで、それこそMacのメモ帳やGoogle keepで十分ということもあるし、何か他のツールがどうしても必要になることもある。
### ノウハウ本の時代的な傾向
July 08, 2023 at 07:42PM
かつての知的生産の技術に関する本は、技術書というよりもエッセイや当人の人生のストーリーを語る側面が強くあった。そうしたストーリーは属人的でエビデンスなんてないのだが、だからこそ普遍性に繋がる何かが含まれていたように感じられる。
### 太い方法の語り
July 08, 2023 at 10:01PM
やっぱり僕は”方法“が、というより太い方法の語りが好きなんだなあと思う。
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July 08, 2023 at 10:02PM
神は細部に宿るかもしれないが、チマチマしたことは土俵を小さくしてしまう。
### 今こそシステム
July 09, 2023 at 09:02AM
それでも今こそ「システム」と言ってみたい気がしている。管理できる全体としてではなくそれが不可能なものとして。
### 「こんなことして何になるの」
July 09, 2023 at 10:04AM
「こんなことして何になるの」感に直面したら、「自分はすべての問いに答えを得られるほどの英知を持っているのか」という自問ならぬ自反で切り返すようにしています。
### 規律から管理へ、管理からその次へ
July 09, 2023 at 11:56AM
規律から管理への移行があったとして、その次はどうなるのか。規律に戻るなら循環するわけで、何か別のスイッチが欲しいところ。
### 「やること」の扱い
July 09, 2023 at 01:10PM
「やること」の扱いについては、高機能な仕組みとかではなく、いくつかのリストを小気味よく使っていくので十分事足りると思う。あとはノートを書く。
### 異なる手つきで扱う
July 09, 2023 at 02:31PM
種類や性質のことなる情報を単一のツールにまとめるということは、そうした種類や性質の違いを概ね無視することを意味する。
### ツールが与える制約
July 09, 2023 at 02:46PM
たとえばA3くらいの大きな紙に一行だけのメモを書くのはちょっと違和感があるし、小さなメモ用紙に10万字の原稿を書くのは難しい。つまり、媒体が使い方に認知的・物理的な制約を与える。一方でテキストファイルはどちらの用途であっても問題ない。
ここで注目したいのは、制約は使い方の手がかりにもなる、ということ。どのようにでも使えるということは、どう使っていいのかわからないという事態を引き起こす可能性が高まる。
### 心の柔らかさについて
July 09, 2023 at 07:34PM
考えるに、心の柔らかさとはその時点ですべてに柔軟であることではなく、自分の中の硬さにであったときにそれを巻き込む形で新しい柔らかさへと変化していけるその力のことではないか。
こういうのが、名詞的ではなく動詞的(あるいは進行形的)ということ。
### 文章とその長さ
July 10, 2023 at 10:36AM
文章は長ければ長いほど良いとは言えなくても、ある長さがないと成立しないものはあるだろう。
### 虚実
July 11, 2023 at 08:07AM
虚を削り、実だけを取ることを徹底していくと、生の意味すらも削り取られていく。
結局、虚と実はある割合で混じっているものなのだろう。
### 理解したい気持ち
July 11, 2023 at 08:53AM
「理解しよう」という心のうちにいくらか支配欲求的なものがあるのかもしれない。
### ロジックの無時間性
July 11, 2023 at 12:30PM
ロジックそのものは時間も空間もない。
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July 14, 2023 at 08:27AM
時間も空間もなければ、点しかなく、つまりあることは正しいか、間違っているかのどちらかにならざるをえない。
### ローカルについて
July 11, 2023 at 09:02PM
ローカルなものがローカルなままに、しかしパブリックと接面を持つようなあり方。そういうもののイメージを膨らませてみたい。
これは、ある主体が何かしらを管理しようとするときに、常に偶然に開かれた窓を持っておく必要がある、という話と呼応する。
### メモとノート
July 12, 2023 at 11:57AM
素早くメモを取り、ゆっくりノートを書く。
### 初動を作る
July 12, 2023 at 01:30PM
作業への着手が億劫なときは、「とりあえず残り作業がどれくらいあるか数えておこう」くらいの気持ちを入り口にする。
論理的に考えればそんなことをしていても作業はぜんぜん進まないわけだが、作業を進めようとすると進まないというジレンマに嵌まるとより状況は悪化していくのでここはトリックスターの出番。
### 時間の使い方は時間の使い方
July 12, 2023 at 05:56PM
時間の使い方がうまくなっても、仕事で価値を出せることが保証されるわけではない。
### 批判とそうでないもの
July 13, 2023 at 08:02AM
パブリックな場に立ち現れるなら批判されることは覚悟すべし、というのは仮にそうだとしても、だからといって「批判」がすべての攻撃の免罪符にはならないだろう。
自身の言説の正当性を超越的に担保しているような態度は──つまり常に悪いのは相手だという態度は──、それ自身がもう暴力的だろう。
### 行為と嬉しさ
July 13, 2023 at 02:07PM
たとえば数年前に自分が書いた文章が目に入って読み返したときに結構面白かったらそれは嬉しいわけで、その嬉しさは「俺ってスゲーだろう」とはかなり毛色が異なる気がする。自己に益する何かはあるのだが、自負というのとは違うものな気がする。
### 自分だけを見つめること
July 13, 2023 at 08:52PM
自意識をどんどん高めてしまうコンテンツがあるのだろう。
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July 13, 2023 at 11:03PM
見つめすぎることで、かえって見失ってしまう。
### 一日にあたりをつける
July 14, 2023 at 07:26AM
朝にその日のテーマを決め、大きなタスクを3つほど選ぶ。おおよその目安、目星をつける。一日にあたりをつける。
### 工程習慣
July 14, 2023 at 08:25AM
商習慣のような感じで工程習慣というのもあるのだろう。物事の進め方のお決まりのパターン。ある種の文化で簡単には変化させられない。
### 行動の傾斜
July 14, 2023 at 09:01AM
ついついやってしまう、うっかりやってしまう。それは行動に傾斜がついていることを意味する。意図外の力。その力を利用して、意図ある方向に向かっていく。
### できることで迂回する
July 14, 2023 at 09:05AM
何かしらできないことがあったときに、それを意志の力で直接乗り越えようとするのではなく、何かしらできることを通して迂回するようにする。
### 新しい価値を生み出すこと
July 14, 2023 at 06:40PM
人件費を切り詰めることだけでなんとか利益を維持していたような場合、急に新しい価値を生み出しましょう、とか言われてもそりゃ困るだろうなとは思う。
### 多様性の時代の哲学
July 14, 2023 at 06:59PM
均質化の時代から多様化の時代へのシフトおける日常的感覚の変容、みたいな話が必要だ。
July 14, 2023 at 09:09PM
均質化の時代においては、何を為すべきなのかは明白だった。だから「どのようにするか」に注力できた。しかし、多様性の時代においては、まず「何を為すべきか」の選択があり、その後に「どのようにするか」の話が始められる。
### 弱さへのケア
July 15, 2023 at 07:38AM
ある種の弱さをケアするために"無敵"方向にどんどん持っていくの、なんとなくイビルな感じがするな。
### 情報の消化不良状態
July 15, 2023 at 09:32PM
日常的に新しいものを読み、メモやノートやブログを書く生活を問題なく送っているとする。で、執筆作業の佳境などそのことばかりに注力して、メモやノートを、新しく書くことがぜんぜんできなくなったとき、同じように新しいものを読み続けているとどうにもうまくいかない感じが出てくる。消化不良。
### 自己正当化の世界
July 16, 2023 at 10:17AM
人は訓練するとなんでうまくなるので、自己の正当化もうまくなるのだろう。でもってその視点では、対象は自分の"正しさ"を支援するものか、毀損するものかの二極に分かれていく。
### 視野を狭くするライフハック
July 16, 2023 at 11:58AM
ある種のライフハック言説は視野を狭くすることに長けている。なにせ視野を狭くすれば価値とは無関係に生産性が上がるから。でもってたしかに、視野を狭くすることが役立つ場面はあるので、部分的に真実ではある。
### 自由さの価値
July 16, 2023 at 12:02PM
結局問われているのは自由さなのだろう。揺らぐことがなくなる代わりに失われる自由さの価値をどのくらい見積もるのか。
### 不完全で最高な状態
July 16, 2023 at 12:21PM
人間は不完全で、どこまで行ってもそれは変わらない。それと同時に、あるうる状態で最高を目指すこともできる。この二つは普通に両立する。
### 自分の頭で考える訓練
July 16, 2023 at 07:08PM
「自分の頭で考えること」が大切だとして、であれば真っ先に必要になるのは考え方の訓練だろう。
### 形ある言葉と形なき言葉
July 17, 2023 at 08:56AM
書かれた言葉はかたちを持つ。話された言葉も音という物理的現象。では、心のなかのことばはどうか。輪郭的なものがそこにはあるだろうか。
### 買い物と主体性
July 17, 2023 at 10:38AM
主体性の欠如を消費が埋める、というその構図。何かを買う、というときに人は主体性を限定的に取り戻せる。
### 推論と否定
July 24, 2023 at 10:20PM
子どもが言葉を覚えるときに過剰な一般化を行う。おそらく人が何かを覚える(理解する)上で必然的に起こることなのだろう。大人が主語を大きくしたりするのも同じように考えられる。ただし、「それって違うよ」という指摘があり、過剰さが適切さに置き換わることがないと同じ状態に居続けることになる。
つまり、どういう形であれ否定するものが必要になる。奔放な推論と、その切断のセット。
July 26, 2023 at 02:16PM
自己啓発の一般的なメッセージは、基本的に肯定しか含まれていない。だから、その言説が発展していくことはない。同じ場所をぐるぐる回り続けることになる。
July 27, 2023 at 07:40AM
自己啓発的な"変身"は、何もかもを大きく変じるように見えて、自我の中核にあるある種の固執については慎重に触らないようにしている節がある。
July 27, 2023 at 10:34PM
否定による発展が可能になるためには、主体とは異なる他者の存在がまず必要で、その上で主体が間違えられなければならない。
わざと間違えるというのではなく、正しいという確証がない状態でも発話できる状態からである、ということ。
あと、他者は生物的な他人には限定されない。自分自身でも構わない。ただし、時間的・心理的・バイアス的距離が必要。
### 生きた知識
July 28, 2023 at 08:36PM
「生きた知識」というのは、フレッシュさではなく、そこにある潜在的な生成力によって決まるのだろう。
もっと端的に言えば、「動く」と言える。
### 危うい思考
July 28, 2023 at 11:38PM
白黒思考、固定思考、無謬思考が、だいたい危うさを招く。
### 考え方を変える訓練
July 29, 2023 at 05:57PM
考え方は癖のようなもので、変えるためには意識的な訓練が必要だろう。
ある考え方が出てきたときに、それに注意を向け、別の考え方を提出する、ということを繰り返すのだと思う。
### 愚かしさを認める
July 29, 2023 at 10:24PM
自分の愚かさを認められないと、愚かしいものにはまり込んだときにそれを認めることができず、あれは素晴らしいものだったという認知的不協和の解消が起こりやすい。
July 31, 2023 at 10:14PM
自分の愚かさを認めるとは、「自分はダメな人間だ」などと自己批判することではない。なぜなら、そうした批判をしている主体が優越的に保存されているから。その主体の不完全さを受け止めることがスタートになる。
August 01, 2023 at 06:01PM
別の言い方をすれば、セルフコメンテーター。テレビで文句をいっているだけの人と同じような姿勢で自分を批判している状態。ある部分でどこまでも他人事になっている。
August 04, 2023 at 11:20AM
自主性を部分的に返納することで、そこにある呪いもまた弱めることができる。そういうことはあるだろう。
### 開かれた方法
July 30, 2023 at 08:40AM
たとえば独学というものを考えてみたときに、それを始めた時点で最終的にどういう形になるのかは事前に見通せない。よって適切なステップをあらかじめ作っておくこともできない。結局、起きる問題に対してそのときそのときに対処していくしかないわけだ。
これは独学に限らず、個人の営みに共通して言えることだろう。だからこそ、方法は開かれたものでなければならない。開かれたことによって失うものがあるにせよ、そのトレードオフはどうしても必要なのだ。
### 小説を書く理由
July 31, 2023 at 09:59PM
この世界の何もかもが完璧であれば、誰も小説など書かないだろう。この世界の何もかもが無力であれば、誰も小説など書かないだろう。
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