2023年5月着想メモ
## 2023年5月着想メモ
### 知的生産のイメージを取り換える
April 29, 2023 at 10:07AM
最終的にどういうものを提示するかはさておき、「知的生産」を工業生産的なイメージで捉えることからは脱却したい。
たとえば。本を読んで得た知識を"ストック"して、それらを素材として組み合わせたら、本ができあがるというイメージは、多少そのような側面はあるにせよ、全体としてみれば誤ったイメージであるように思う。
### 批評
April 29, 2023 at 10:09AM
批評は独自で──つまり孤独で──、価値創造的。
だからたぶん勇気とちょっとした背伸びが必要。
### 欠乏状態で望んでしまうもの
April 29, 2023 at 10:12AM
欠乏状態では、長期的なスパンにおける価値は考慮されなくなる。即効的なものが求められているときに、その切望を注視するのではなく、その切望を生んでいる状態を注視したい。
### これからどんな仕事をしていくのか
April 29, 2023 at 10:40AM
本を書くという仕事は変わらないにしても、どんなテーマをもってこれから仕事をしていくのかについてはちょっと考えたい。
April 30, 2023 at 12:35PM
これからの10年で自分はどんな仕事を為していくのかについて考える。その10年はただ一度きりしかない、と考えるとちょっと頭がくらくらしてくる。
April 29, 2023 at 10:42AM
あくまで一般論だが、ノウハウの本を書くことを仕事にしていると、本を書くためにノウハウを作る、みたいなことになる。
### 得意と不得意のバランス
April 29, 2023 at 03:44PM
自分が得意なことは自分の注意には止まらない。すごくスムーズに行える(そういうものを得意だと言う)。一方、自分が不得意なものは自分の注意にすごく止まる。得意と不得意は対称ではない。認知に偏りがある。
その結果をそのまま受けとれば「自分は不得意なことだらけだ」となる。
### 自分の問題
April 29, 2023 at 05:44PM
他人の問題を指摘するのに忙しすぎて自分の問題が疎かになる現象。
April 30, 2023 at 12:28PM
「自分は不幸である」と認識するなら、他人への配慮はすべて無用なものと却下されるのだろうか。
May 04, 2023 at 10:09AM
一つの想像だが、いつも不機嫌な人はそれで結構エネルギーを消費していそう。
April 30, 2023 at 09:20AM
決定的な選択を回避するために、貪欲に積み重ねてしまう。永遠の「あれも、これも」。それが維持されるならば、たしかにそこはユートピアと言えるだろう。時間限定の。
同様に、斜に構えている間も人生の時間は進んでいく。デタッチメントも結局解決ではない。
言うまでもないが、ここでの"解決"は社会的成功を手にすることではない。虚無と妄執の逆に留まることだ。
May 04, 2023 at 05:42PM
薄い時間の使い方ばかりしているとどうしても不足感・欠乏感が出てくる。それを埋めるために薄い時間の使い方をすると泥沼にはまっていく。
喉の渇きを海水で癒す、と呼ぼう。
May 03, 2023 at 10:31PM
自分のエクスキューズが口癖になっている人はまずそのことを自覚した方が良いだろう。その後どうするかは別として。
### 時間をかけて言葉をつむぐこと
May 03, 2023 at 09:19PM
さんざんつぶやき倒している人間の言うことではありませんが、ツイートに明け暮れてしまい、時間をかけて言葉を紡ぐことをまったくしなくなるのは結構問題だなぁと思います。
### シンプルで合理的
April 30, 2023 at 10:21AM
「シンプルで合理的」という表現に一定の危機感を覚えるようになってしまった。
### 価値について
バリューって「結果として」生まれるものじゃないかなと思います。倉下流に言えば「価値とは見出されるものである」。なのでバリューを追い求めるのではなく、何かしらの活動を振り返ってバリューを見出す、というスタンスが良さそう。
◇ひとり事業の三極あらため - 倉下忠憲の発想工房
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### 読書と知性
April 30, 2023 at 03:35PM
これは豆知識ですが、たくさん本を読んでもあたまが良くなることはたぶんないです。
同じく、ただたくさん本を読んでいるだけで自分の意見みたいなものが成り立つかというと、むしろ逆につぎはぎか先入観を強めるかの結果になりがち。
もちろん、たくさん本を読むと物知りにはなるので、周りの人から頭がよい人扱いはしてもらいやすくなります。それが狙いなら順当な方法でしょう。
### タスク管理に関係する難しさ
May 01, 2023 at 11:59AM
タスク管理そのものは別に難しいものではないけど、自分は何を優先するのかという価値判断は一般論では片づかない側面がある。
### タスク管理
May 03, 2023 at 09:10AM
非常に極端なことを言うと、ブラック企業に勤めている人に必要なのはタスク管理ではなく労基。もう少し言えば生産性を高めることではなく、状況について相談できる相手。
### 本を書くこと
May 01, 2023 at 04:14PM
書くことが決まりさえすればあとは書くだけだ。
問題はその「決まりさえすれば」というもので、あたかも自然にそうなるという感じだとなかなか前には進まない。「決める」ということが必要になる。
May 01, 2023 at 04:21PM
本を書く上で「要約しきれない面白さ」を意識している書き手は結構いらっしゃると思うけど、今後もっと大切になっていくかもしれませんね。
### ツイートの敬体と常体
May 01, 2023 at 04:31PM
『日本語からの哲学』を読み終えてからしばらく経って気がついたのだけども、ツイートでも常体と敬体で形成される世界が違ってくる。
『日本語からの哲学』を読み終えてからしばらく経って気がついたんですけど、ツイートでも常体と敬体で形成される世界が違ってきますね。
この二つはやはり違う。
### AIと執筆
May 03, 2023 at 08:24AM
自分は文章を書くことで考えを進めることをしているので、AIがこちらの「意図」を文章でまとめてくれることには興味がないが、一方で「考えを進めること」の補助をしてくれるなら大歓迎である。
### 教訓と規範
May 03, 2023 at 10:52AM
何かしらの経験から教訓を得ることは大切だけど、それを規範にするのはあまりに直接的。
### 練習における「質より量」
May 03, 2023 at 12:30PM
練習における「質より量」という二項対立は、だいたい安直。量は「慣れ」を生むだけで技能の向上には至れない。
### フォルダ管理
May 03, 2023 at 02:28PM
特定の書籍用原稿は除いて雑多な原稿は単一のフォルダに保存しておき、そのファイル名のつけかたによって後で自動的に別フォルダに整理されるような仕組みを作れば楽かもしれない。
### シンプルなツール、そうでないツール
May 03, 2023 at 10:54PM
何かしらの知的作業を行うときは、Workflowyのようなシンプルなツールが好ましい。その方が集中しやすいから。一方で、そうしたシンプルなツールだけだと物足りなさも感じる。それは生活のすべてが集中を要する時間で構成されているわけではないから。そうしたときはもっとごっちゃなツールでもよい。
### ツールの移行
May 04, 2023 at 09:05AM
一つ言えるのは、新しい情報ツールにデータを移行する前に、そのツールをしばらく普通に使ってみるのが吉です。でないと「こんなはずではなかった」が起きやすいです。
まったく同じ使い勝手のツール、というのはそうそうないわけで。
### 行為の哲学
May 05, 2023 at 10:28AM
有限性の哲学は、行為の哲学でもあるのだろう。
### コスパ
「コスパ」は有用な考え方だと思うけど、それは価値の測り方の一つでしかないわけで、それ以外に物差しを持っていないならいろいろ不都合も出てくるだろう。
### 畏怖
May 05, 2023 at 04:31PM
圧倒されるものに触れると畏怖が生まれる。それはある距離感を生むものでもある。ズームアウトするための距離感。
### 思想をかたる
May 05, 2023 at 05:14PM
「全体としての大きなメッセージ」ということをよく言うわけだが端的に言えばそれは思想ということだろう。思想をかたる。あるいは思想を持ってかたる。
### 言い訳ラリー
May 05, 2023 at 08:22PM
相手から言い訳を引き出してしまう言い方というのがあって、両者がそれを使っていると基本的に泥沼。
### 自分のこと
May 06, 2023 at 07:04AM
「なんで自分ばっかり」と考えているときは、だいたい自分のことばかり考えている。
### 言葉通り
メタファー、皮肉、アイロニーが理解されないというのはどういうことなのだろうか、とときどき考える。
May 06, 2023 at 09:49AM
「言葉通り受けとる」ということ、つまり言葉→意味の受容が直接的ということ。何かが間に挟まっていない。それは一般的なコミュニケーションからするとかなり特異なもののような気がする。
### 自己完結
May 06, 2023 at 10:11AM
自己完結的なものはごく平穏だが、ときとぎまったくの虚無がやってくる。
### 結果としてそうなる
May 06, 2023 at 10:21AM
手段-目的の構図が取りこぼすのは、「結果としてそうなる」という事後的にしか確認できない状態だろう。
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May 06, 2023 at 10:21AM
その対象をリバースエンジニアリングしてもうまくいかない。
### 小さなものは小さな端末で
May 06, 2023 at 12:50PM
思うに、アイディアメモのような小さなフラグメントは、パソコンではなく、iPadのようなタブレットで操作できた方が良いのかもしれない。
### 統計的セオリー
May 06, 2023 at 03:29PM
セオリーというのは統計的なものだから、それで必ずうまくいくわけではないし、それでないと必ず失敗するわけでもない。同様に、セオリーに反してうまくいっているものがあっても、そのセオリーが即座に否定されるわけでもない。
### どうしていいかわからんときにすること
May 06, 2023 at 04:03PM
どうしていいかわからんときは、どうしていいかわからんわけだけども、「どうしていいかわからん」ときにどうするかがけっこうたいせつ。
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May 06, 2023 at 08:17PM
何もかもを自分で調べることは無理だけど、何一つ自分で調べようとしないのは結構リスクがデカい。
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May 06, 2023 at 08:45PM
情報の過剰さというよりは、意味の(意味づけの)過剰さということなのかもしれないな、とは思う。
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May 06, 2023 at 09:12PM
チャレンジすることを「バッターボックスに立つ」とは言うが、仕事のヒットとかホームランとかは自分の実力だけで出せるものではないだろう。
### 教養
May 07, 2023 at 08:43AM
たくさん知識をお持ちで立派なご意見を述べられていても、人間というか人が生きることについて理解されていないのではないかと感じると、あまり教養がある風には思えなくなりますね。
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もろもろの相対化を経た後の「ああ、そうか自分で価値を見出すことが必要なのだな」という発見。
### 断片と断言
May 07, 2023 at 02:50PM
おそらく有している知識が断片的であるほど、力強い断言者(カリスマリーダー)が魅力的になる。
### 問題解決のスタイル
問題を解決しない、というスタイルがある。みて見ぬふりとか、末端にパスとか、認識を変えれば問題でなくなるとか、なにかそういうのを常用するスタイル。
もちろん、そういうスタイルも必要で、でも問題を解決するスタイルも必要でというn個の原理でやっていきたい。
### ノウハウ
May 07, 2023 at 06:13PM
結局、「アイデアメモの処理」みたいなこともメインストリームの仕事との兼ね合いで決まるところが大きい。それ単独で取り出してもあまり機能はしない。
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May 07, 2023 at 06:58PM
つまり、さまざまな方法があるのは大切だとして、いつそれをどのように使うのか、というメタ方法の観点がきわめて大切。
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May 07, 2023 at 07:23PM
忘れがちだが、陰謀論に明け暮れる人もネットインフルエンサの発言に乗っかる人も日々生活しているわけだ。
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May 07, 2023 at 08:29PM
リアリティがレアリティになる時代。
### 新しい何かに寄与しているか
May 07, 2023 at 08:37PM
どんな意見や視点も基本的には自由だし、部分的に正しいことを含んでいるだろうから「正しいかどうか」というリトマス試験紙では基準にならない。とすれば、その意見や視点によって何か新しいことが考えられるのかどうか、それまでになかった知見が創出されるかどうかは基準になるのではないか。
### 自分のゲーム
May 07, 2023 at 10:33PM
妙な言い方になるが、自分がしがみついているゲームから降りることが自分のゲームの始まりだったりする。
### 生産という言葉
May 08, 2023 at 11:32AM
生産的生産と無生産的生産の手前で何か考えたい。
### 大きな文脈のロスト
May 08, 2023 at 01:19PM
書くほうも断片的な方が楽だし、受けとるほうも断片的な方が楽だから、そればかりだと大きな文脈が扱えなくなってしまう。
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May 08, 2023 at 01:27PM
で、その何が問題なのか、ということ。「別に大きな文脈なんて扱えなくてもいいじゃん」という声にどう応答するのか。
### アンビバレントな解法
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May 08, 2023 at 08:50PM
「こんなに仕事が忙しいのだから料理なんてしている場合でない」と思っているときほど料理とかをした方がいい気がする。
### やれることをする
May 08, 2023 at 11:03PM
経験を積まずに規範だけを高めてしまう状態というのがある。
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May 08, 2023 at 11:04PM
自分のやれることを増やしてその後に絞り込むのがよいと思う。
### モブとして生きる技術
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May 09, 2023 at 08:56AM
市民と書いてモブとルビを振りたい。
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May 09, 2023 at 08:58AM
「モブになりたくない」という欲求によってむしろ大衆化してしまう。
### 人生という常なる内部
May 09, 2023 at 09:27AM
あることが人生において大事なのだと学ぶのはまさにその人生においてだろう。
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May 09, 2023 at 09:28AM
外部があるかのように感じられるが、実際はどこも内部なのであった。
### 自己認識
May 09, 2023 at 02:26PM
「自分はごく常識的な人間である」というのが仮説ではなく前提になっていると、自分が怒ったときに「怒らせた相手が絶対的に悪い」となるのは自然な帰結だろう。
### アイデアはアイテムではない
May 09, 2023 at 06:59PM
アイデアはアイテムではない。それを獲得して、きたるべき問題がやってきたら使う、というものではない。日常的にさまざまな視点から物事を検討し続けるその習慣が問題解決の際に役立った瞬間のスナップショットがアイデアと呼ばれる。
動詞で捉える。進行形で捉える。
### 三つのスキル
May 09, 2023 at 07:14PM
事務と創造とコミュニケーション、だいたいこの三つのスキル領域を押さえればOKな感じはある。
### 危ういコントロール
May 10, 2023 at 10:48AM
コントロールしきれない量をコントロールしようとしたら破綻してしまう。ようは万能幻想に基づくコントロール欲求はだいたい危うい。
### 理屈は考えるのに邪魔
May 10, 2023 at 01:52PM
考えることが苦手な状態で理屈ばかり仕入れてしまうと、余計に考えることができなくなってしまう。
### 自分が人間であるという確信
May 11, 2023 at 11:51AM
シミュレーション説に絡めていえば、あなたが生成AIが作ったbotでないとどのようにして言えるのか。
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May 11, 2023 at 11:53AM
いろいろ話はあるだろうが、「自分がそうではないと感じるから」が根源的ではないだろうか。つまり、自分自身に対してチューリングテストをしている。
### 生産
May 11, 2023 at 03:50PM
効率的にインプットして、高速でアウトプットを大量展開すれば、よくあるものになるのは自然な結果。
生産というメタファーを愚直に捉えて、生産性を向上させようとすればこうなる。
### 人が越えられる試練
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May 11, 2023 at 04:05PM
どれだけ忙しくても、継続できるレベルで手を打ってあとはやっていくしかない。不義理が起こるのも仕方がない。
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May 11, 2023 at 04:06PM
人が越えられる試練とは、不義理と共にやっていくことであって、不可能な忙しさを超人的に乗り越えることではない。
### 集団の力にいかに抗するか
May 11, 2023 at 08:41PM
集団の力学に対抗するために、個人の力を高めることや別の集団を構成することもできるだろうが、それとは別のやり方もあるのではないか。
### サブカルチャーであることの意義
May 12, 2023 at 09:07PM
サブカルチャーがカルチャー化することで失われるものがある。逸れものの居場所とか。
### 頑張ってはいけないとき
May 13, 2023 at 09:58AM
ある強張りがあるときに、「よし、頑張って強張りを直そう」とすると状況が保存される気がする。
### 大きすぎる構造
May 13, 2023 at 01:04PM
巨大なナレッジベースを作ることで、それに自分が制約されてしまう危機感についてはちょっと持っておきたい。
### 知をわたる
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May 13, 2023 at 04:25PM
「知をわたる」を主軸に据えると、さまざまな観点がこれまでと違って見えてくる。
May 13, 2023 at 04:28PM
いかに大きなものを抱え込めるかではなく、いかに動けるかが大切になる。
### 段取りする力
May 13, 2023 at 05:08PM
たとえばこれからの段取りについてフリーライティングすることがあるにして、そこではまったくのフリーというのではなく、その人の中の段取りを考える思考というのが働いていて、それは当人が育んできた思考であろう。
たとえばそれをナチュラルプランニングと言ってしまうと、できる人だけができる技法になってしまうのではないか。
だとすれば、補助線としてこういう観点がありますよね、という話くらいはできそうに思う。
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May 14, 2023 at 10:06AM
完全幻想に基づく管理欲求と距離を置きながら、それでも段取りすること。
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May 14, 2023 at 10:07AM
たぶんそれは「ついうっかり」だったり「勢いで」みたいなものを肯定することだろう。
### 効率化は単純化
May 13, 2023 at 08:30PM
効率化し単純化すると、時間の尺度が短くなり、持ちうる意味や役割も単一化していく。そうなると、それはできるがそれ以外はまったく無理、となる。
### 欲望の育て方
May 13, 2023 at 09:09PM
ChatGPTなどで方法はずっと得られやすくなるわけだからして、あとは欲望をどう育てるのかという話になってくる。
### 生成AI時代の知的生産の技術
May 14, 2023 at 09:36AM
AIによる支援で雑務的なものがずいぶん省略できるようになることで、いよいよ本格的な「知的生産の技術」の必要性が注目されるのではないか。
### 方法論
May 14, 2023 at 10:10AM
何かを自分で作れるということは、それを作り直せるということでもある。常に変化させられる状態にある。たぶんその状態が大切なのだろう。だから作られたものを受容しているだけでは不足なのだ。
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May 14, 2023 at 10:11AM
すべノーでも強調しているけど、技法というのは作れちゃうのだ。その感覚は結構だいじ。
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May 14, 2023 at 10:15AM
方法論の中に反方法を取り込む。
### 思考の道具箱
May 14, 2023 at 12:38PM
ハンマーを持つものにはすべてが釘に見えるからこそ、僕らには道具箱が必要なのである。
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May 14, 2023 at 12:40PM
そこで「ハンマーを持つのはやめましょう」とするのは後退的だろう。
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May 14, 2023 at 12:42PM
その上、無手ならば自由に考えられる、という誤った印象も与える。
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May 14, 2023 at 12:44PM
自由に考えるとは、何の制約もないところで考えることではなく、さまざまな制約を渡り歩いていけることだろう。
### 価値と手間
May 15, 2023 at 12:20PM
雑務なら「手間をかけないでうまくやりたい」が機能し、価値を生む仕事では「うまく手間をかけられるようになりたい」が機能するだろう。
### それぞれの方法に向けて
May 16, 2023 at 05:11PM
唯一の正解的な方法がありそれに合わせることが方法なのだ、というメタ方法を超克したい。
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May 16, 2023 at 05:13PM
それぞれの人なりの方法があり、試行錯誤を通じてその方法を作っていくのだ、というメタ方法によって。
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May 16, 2023 at 05:14PM
でもってそれはやや大袈裟になるけども戦後以降の「画一性至上主義」みたいなものへの反抗でもある。
### 思考と動き
May 17, 2023 at 10:01PM
動きと思考に重なりを見るなら、動きすぎてはいけないし、考えすぎてもいけないと言える。二つのハーモニーが維持される範囲から出てはいけないのだ。
### カルト化するメソッド
May 18, 2023 at 12:05PM
ある種のメソッドが単に道具として使われるだけでなくカルト化していく流れには何か共通性があるのだろうか。
### 思考におけるスピリチュアル
May 18, 2023 at 05:41PM
思考を終了させるための「理論」としてのスピリチュアルというのがあって、それは両義的なのだろう。
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May 18, 2023 at 05:51PM
ある種の対象はもうこれ以上考えても仕方がない、みたいなところがあってその切断をするための理屈はたしかに有用だろう。ただしそれがすべてではないが。
### 「そうでないもの」を探す
May 18, 2023 at 08:19PM
常に「そうでないもの」を探すことができる。それをしないのは端的に怠惰だろう。本性だとしても。
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May 18, 2023 at 08:21PM
人は「そう」を見つけると、それを確証する証拠を数え上げ、あたかもそれが世界の真理だと信じる。それでもうそれ以上考えなくて済むから。そんな中にあって「そうでないもの」を意識的に探すことは思考のトレーニングではあろう。
そうしたトレーニングは、研究者のようにマッチョになるまでやる必要はないが、健康的な生活を維持するための筋力程度は欲しい。
### つなげすぎてはいけない
May 18, 2023 at 08:45PM
それまでまったくリンクをつなげるようなことをしていないなら、デジタルノートにおいて接続を目指すのはよいだろう。しかし、それを線形に拡大させてなんでもかんでもつなげるようにするとそれはそれでうまくいかなくなる。
### 本という環境の中にある外部
May 18, 2023 at 08:50PM
人は置かれた環境から学ぶ。だからこそ、環境の中にありながらその外側と通じている本は価値があるのだ。
### 知性と動き
とにかく言いたいのは、知性というのは「動き」だということ。思考は「動く、動かす」ということ。
### 思考と記憶力
May 19, 2023 at 08:47AM
記述Aと記述Bが整合しているかどうかというのは、少なくともAとBの両方を記憶に留めることができなければ気にすらならないだろう。
### ライフハックの検討
ライフハックにおける主体性の在り方を検討した上で、ニューソート的なものからの逃走線がどうにか引けないかを考える。
### 真なるコスパ
May 20, 2023 at 09:40AM
コスパで考えれば、短期間で学べてすぐに役立たずになる知識や技能よりも、時間はかかるけど長い期間役に立つ知識や技能の方がよりコスパが高い気がするが、コスパという観点ではそうしたことは考慮されないように思う。そこにあるのは(あるいはないのは)何なのだろうか。
### 判断を保留する判断
May 20, 2023 at 12:34PM
「これについてはまだよくわかっていないので判断を下せないな」という感覚があると思うのだけども、それは一定の訓練を経て身につくものなのかもしれない。それくらい人は「わかって」しまう。
### 水平思考
May 20, 2023 at 01:33PM
水平思考というときの垂直は論理的思考なのだろう。縦の論理、横の連想。その二つで座標が作れるとしたら、その座標におけるベクトルは何を意味するか。
### 問題との対峙
May 20, 2023 at 02:04PM
さまざまな"問題"が常時目に入ることによって、自分が取り組むべき問題が曖昧になっていく。
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May 20, 2023 at 03:36PM
簡単に処理できる問題ばかり優先していると、そうでない問題はまったくの手つかずとなる。
### 自己の流動化
May 21, 2023 at 09:21AM
自己の流動化は疎外しない疎外なのだろう。
### プリミティブな肯定と痛痒
May 22, 2023 at 12:21PM
否定の嵐が吹き荒れる中では、プリミティブな肯定が大切になるだろう。とは言え、痛いものから目を背け続けることもあまり健全だとは思えない。
### ディスコミュニケーション
May 23, 2023 at 07:29PM
ディスコミュニケーションは理解がないというより、自分の考えを伝えようとせずに相手に理解を求めたり、相手の考えを聞こうとせずに相手を理解していると思ったりすることから生じるような気がする。
### 境界線の理解
May 25, 2023 at 08:34PM
知ることが、知と無知の境目を得ることであるように、成功しか知らないのはその成功すらもわかっていない。
### 知的な能力
May 26, 2023 at 07:31AM
知識、想像力、推論、のトライアングル。「勉強」はこの一部を育むことが多い気がする。
推論がうまくならないままに知識だけ増えると、結構アンバランスな気がする。
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