「水戸市↔筑波山↔青梅市」433over70km交信実験(240709)
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7/9(火)9時より「水戸市↔筑波山↔青梅市」 #433over70km 交信実験を行う。JN1GGZが「水戸市・大塚池公園」に、7L2AXYが「青梅市今井・桜ポイント」に移動する。昨年もこの2地点での交信実験を行い、ハンディ機同士で交信できたが、今回はより詳細な交信実験を行いたい。 https://scrapbox.io/files/6689a5c3232c30001c158513.jpeg
我々 #R16FR が「山岳回折伝搬」を実感できる山岳が、筑波山(標高877m)だ。「青梅市↔筑波山↔水戸市」この山岳回折伝搬には、解明できない謎がある。筑波山を超えてくる信号は、なぜか「1本の線」上にしか到達しない。単なる山岳回折伝搬ではないのではと、疑問を持った。 https://scrapbox.io/files/6689a6f96b70dc001cbe122f.jpeg
山岳回折伝搬というなら、山頂の形状に合わせ幅広く信号が到達するのなら理解できる。しかし水戸市からの信号は、まるで航空路のように「1本の線」上にしか到達しない。そこで、筑波山女体山への登山道(標高 850m)脇にある「無線中継所の反射ではないか」と仮説を立てた。
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我々 #R16FR がこのような仮説を立てると、「無線中継塔なんて針にも満たないものだよ」「ただの山岳回折伝搬だよ」「なぜ電波が直進するだけだと考える」などと反論される。この実験の真の成功は、反論する局がただ反論するだけでなく、自らも実験を行ってくれることだ。 https://scrapbox.io/files/668689d4b4a3fc001daaa886.jpeg
交信の障害となるはずの山岳が、逆に山岳があることにより交信が可能になるという。それを電波の不思議とだけ受け止めるのではなく、山岳回折伝搬が私に示唆している大切な何かを知りたい。この実験を足掛かりにさらなる不思議を解き明かしていきたい。
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赤塚駅より歩ける大塚池公園、池の形は面白い。1周2.5kmの散策路を #狭山の朝練 に合わせて歩いてくれた水戸市局がいた。3ヶ月かけて見つけた最良点は「呼鳥橋」奥の東岸、東屋近くの池のほとり。筑波山回折した信号を、さらに水面で反射させるからなのだろう。筑波山はここからは林に隠れ見えない。 https://scrapbox.io/files/66636c7623f813001de209f3.jpeg
「正面の鉄塔脇に見えているのは筑波山ではなく、石岡市と笠間市にまたがる難台山」と教えてくれたのは、実験の際に立ち寄ってくれた水戸市局だった。交信は相手局がいてこそ、仲間がいてこそ成り立つ。「エッフェル塔は友情に満ち溢れている」という、きっとアマチュア無線もそうなのだろう。
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向こう側の畑は入間市になる。
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圏央道「青梅IC」のすぐ北側の畑の中のT字路、向こう側の畑は入間市になる県境、目印はこの桜の老木です。春になったらまた来よう。
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青梅市今井・桜ポイント(117km)では、7L2AXY(5Wハンディ・5ele八木)がいる。ここ「筑波山パス 236°」は、JN1GGZの常置場所と重なる。筑波山(女体山)標高850mの無線中継塔を通過する。117km離れているにもかかわらず、いつもの7L2AXYの声が聞こえてきた。安定した交信ができた。
2023/6/21 9時より11時の交信実験で交信成立
JN1GGZ(5Wハンディ・3ele八木)
7L2AXY(5Wハンディ・5ele八木)
7L2AXY(5Wハンディ・5ele八木)
JK1NUY(5Wハンディ・5ele八木)
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