拠り所としている創造性のあり方の違い
[CEDEC 2023]AIと向き合い,新たな表現を模索しよう。自動生成の歴史を振り返り生成系AIの問題と“可能性”を語ったセッションをレポート
2021年以前のAIアートは,自動生成という技術を応用し,新たな表現,未知なる表現を模索する試みが主だった。またHarold Cohenのように「自身の芸術活動の過程とそれに付属する事柄を明確化」する,つまり機械によって可能になった正確で厳密な定式化を行い,自分自身の作風を一歩引いたところで見直すといった実験的な使われ方もまた存在した。
一方,2022年以降の生成系AIによるムーブメントについては,模索ではなく模倣――既存の表現物(主にイラスト)の“それっぽさ”の真似や再生産をする試みに矮小化されていると語った。
生成AI いつから
登壇者の徳井直生氏は美術手帖の特集「AIと創造性」の座談会でも同様の話をしていて、4Gamerの記事の増補版のようになっている
現代アートのアーティストやメディアアーティストはほとんど危険視していないという,真逆と言える反応を見せているそうだ。活動のフィールドや拠り所としている創造性のあり方の違いといったさまざまな理由が考えられる
調査結果より優先するもので構築されているからだろう
10あったら9を捨てる
10あったら9を捨てないと駄目です。9を捨てないと本当のことを得られない世界です。
それを先手として、臆せず捨てる
9/10≒85%を捨てる
美的発達段階との相関
捨てて、残ったものが、表面(=調査結果)の向こう側に到達する可能性
などが連想される