コンセプト・ファン
i16コンセプト・ファン 水平思考の開発者による、思考の固着を剥がすスクレイパー★★ Serious Creativity: Using the Power of Lateral Thinking to Create New Ideas
Edward De Bono
HarperBusiness, 1992 - 338 ページ
読書猿『問題解決大全』4刷、『アイデア大全』9刷 @kurubushi_rm
7月22日
その他
大抵の場合、目の前の問題はより大きな問題の一部です。例えば「エンジンがかからない」という問題は、「車が使えないと時間までに目的の場所につけない」という問題の一部かもしれません。(つづく)
より広い問題を考えると、スマホで原因や対策を検索する代わりに、タクシーを呼んで目的地へ行くという解決が出てきます。
解決すべき問題を大きく捉え、問題解決の目的を上位にシフトすることで、解決にいたるアプローチです。
より大きく捉えることで、より容易に/すばやく解決に至ります。
もっともヒトはこうした目的の上位シフトを苦手としています。
問題に捕まり、より小さな目的に落ち込んでいくことの方が多いです。
更に言うと、注意の切り替え自体が難しい特性を持つ方もおられます。
なので尚更、〈目の前の問題を、より大きな問題の一部として見る〉アプローチには、ご利益があります。
(拙書『アイデア大全』で紹介したコンセプト・ファンはこのための技法です)。