早く行動したほうがいい理由付けや、行動をうまく進めるための解決方法のある本がありましたら、ぜひ教えてください
質問
読書猿さん、いつもツイッターとブログを拝見しております。
私は行動を起こすのに時間がかかってしまいます。
特に行動を起こしてから何かトラブルになった場合の行動に、やたらと時間がかかってしまうことがあります。
たとえば、車で出かけようとしてエンジンがかからなかったとき、どうしたらいいか?というような次の行動が、できるときと、できないときがあります。
それは、次の行動を知っているか、知っていないか、の差だと思うのですが、知らないときは右往左往してしまい、ネットで検索したりもするのですが、うまく探せず、結局、時間ばかりが経っていきます。(それを見て他の人はイライラしてしまうそうです)
早く行動したほうがいい理由付けや、行動をうまく進めるための解決方法のある本がありましたら、ぜひ教えてください。
よろしくお願いします。
解答
大抵の場合、目の前の問題はより大きな問題の一部です。例えば「エンジンがかからない」という問題は、「車が使えないと時間までに目的の場所につけない」という問題の一部かもしれません。(つづく)
より広い問題を考えると、スマホで原因や対策を検索する代わりに、タクシーを呼んで目的地へ行くという解決が出てきます。
解決すべき問題を大きく捉え、問題解決の目的を上位にシフトすることで、解決にいたるアプローチです。
より大きく捉えることで、より容易に/すばやく解決に至ります。
もっともヒトはこうした目的の上位シフトを苦手としています。
問題に捕まり、より小さな目的に落ち込んでいくことの方が多いです。
更に言うと、注意の切り替え自体が難しい特性を持つ方もおられます。
なので尚更、〈目の前の問題を、より大きな問題の一部として見る〉アプローチには、ご利益があります。
文献