浸潤性乳管癌 Ki-67 labeling index (Mib-1 index)
https://gyazo.com/9e1b3b9f4d96747c33679db62409a1a9
* 腫瘍病理鑑別診断アトラス乳癌第2版(2016年5月)文光堂 Ki-67の判定 ←ハイフンあり
使用抗体にはMIB-1(80%以上の施設で使用)、SP1、30-9、Ki-67ポリクロ がある
nananana.icon 目視によるスコアリングは当院検討では高くなる傾向にあったが、低くなる報告もある(乳癌の臨床27:321-326,2012)* 乳癌取扱い規約第18版(2018年5月)金原株式会社 Ki67 ←ハイフン無し
浸潤癌成分における陽性率をラベリングインデックスとして表す。
浸潤癌成分のみを計測する
核に発色があればすべて陽性と判定する
測定部位は施設ごとに一定にすることが推奨される
画像解析装置やソフトの利用、判定表を用いてもよい
* 病理と臨床 2020 Vol.38 臨時増刊号 p.374- Ki-67:染色と評価方法
現状では乳癌に対する薬物療法選択のためのLIは絶対値は提唱されていない
各施設での平均的な値を把握して高低を評価する
平均値の上下10%程度をカットオフとして3段階に評価する
測定部位は平均的部位をカウントした方が一致率が高い(Npj Breast Cancer 2016,2:16014 Analytical validation of a standardized scoring protocol for Ki67: phase 3 of an international multicenter collaboration
AI画像解析を用いたKi-67免疫染色サーベイ結果報告
* 2022年度日本病理精度保証機構教育・研修会(Webセミナー)
判定法:Ki-67 labeling index (Mib-1 index)
nananana.icon 測定部位の再現性を確保するため、平均的部位よりもhot spotを優先する(上記論文では否定的)
hot spot を 400倍で、3~6視野撮影する
なるべく、1000個以上のカウントになるように視野数(撮影枚数)を設定する
報告書テンプレート
Ki-67 LI (labeling index):
Ki-67 LIは、hot spotにおいてe-Count2を使用し、約%です。
* St. Gallen consensus meeting, 2009
1~15% → relative for endocrine
16~30% → not useful for decision
30%以上 → relative for chemoendocrine
陽性細胞数・陰性細胞数・陽性率は添付した画像及び報告書を参照ください。
( e-Count2使用 検出感度 陽性:middle 陰性:middle)