特許明細書作成支援システムについて
本システムは、秀和特許事務所の創業者の一人である弁理士遠山勉が、企業研修(発明者研修)や、日本知的財産協会の関東C8Bで20年間継続した研修にて教えてきた特許明細書の書き方の思考方法をシステム化したもので、提示されるガイドラインに従って発明情報を入力していくと、特許明細書の様式に従った明細書が出来上がるというシステムです。
明細書作成の助けになるだけでなく、システムの利用により弁理士の思考パターンを身につけることができます。
利用モードとしては
★チュートリアルモード
★分析モード
★ダイレクトモード
★プレゼン資料モード
があります。
★チュートリアルモードでは、特許法・特許制度を全く知らない人、特許明細書・発明提案書を書くのが初めての人でも、提示されるガイドに従って情報を入力していけば、特許明細書が完成してしまうというものです。チュートリアルモードのみで、明細書を出力できるので、このモードでシステムの利用を終わらせても結構です。
★分析モードでは、発明を目的・構成・効果という項目で対比しながら、目的・構成・効果の関係性を意識しつつ、何が発明の本質かを考えてもらい、発明把握の最適化すなわち最も適切な請求項の特定をするためのモードです。その意味で「分析モード」と称しています。
発明把握の思考法(まとめ)に記載されている方法によるもので、発明情報を課題(目的)・解決手段(構成)・作用効果の表として記入してもらい、それらを対比しつつ、発明の分析して最適な把握を促すものです。 https://gyazo.com/d77c7425bdfb5688a2b3562716fecfa3
まず、発明情報の静的分析をし、
その後の動的分析
を通じて、発明把握を最適化しようとするものです。
★ダイレクトモードでは、法律が定める特許明細書の様式に従い、各項目に順次必要事項を入力していきます。
本システムを利用した特許明細書の作成手順としては、
1)チュートリアルモードで開始→そのまま、特許明細書の様式に合った形でワード出力
2)チュートリアルモードで開始→ダイレクトモードで編集→ワード出力
3)チュートリアルモードで開始→分析モードでさらに分析→ダイレクトモードで編集→ワード出力
4)分析モードで開始→ダイレクトモードで編集→ワード出力
5)ダイレクトモードで最初から編集→ワード出力
があります。
ワード出力した後は、それを元にさらに、文章を推敲して完成させます。
なお、いずれの場合も、★プレゼン資料モードで、A4一枚程度の発表資料を作ることができます。
また、ご利用にあたっては特許明細書の書き方を参照していただけると、より効果的でしょう。これは、筆者が書き下ろした特許明細書の書き方です。各目次をクリックして、参照して下さい。この特許明細書の書き方は、筆者が企業研修(発明者研修)や、日本知的財産協会の関東C8Bで20年間継続した研修にて、教材としてきたものです。特許明細書の書き方を可能な限りシステマチックにし、ばらつきのない明細書にするにはどうすればよいか、という視点に基づき、特許法が暗黙知としている明細書の書き方のルールを見出し、それらを駆使し、かつ、静的分析、動的分析という手法(IP-SD法)により、見落としのない明細書を書けるように工夫した方法論を展開しております。 特許明細書作成支援システムは、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)を利用したクラウドサービスです。セキュリティは、AWSによるところになります。 クラウドでのご利用がご心配な方で導入をご希望の場合、オンプレミス版の開発・導入をお勧めします。