文化
ロラン・バルト
の文脈での
文化
話し手と聞き手の間で共有されている記号の体系
布施倫太郎
の言う文化
僕にとって、芸術を含む文化全般とは、異質なものたちが言葉を交わしたりコミュニケーションするためにある。場合によっては、言葉すら通じず、前提とする歴史認識も異なるような人々が交流するためにある。それが文化だ。
だから同質な人々や目的を共有した仲間たちの共同、あるいは世代的なリアリティや美意識の発露は、根本的には文化的ではない。それが現在の僕の基本的な考え方だ。そうした集団が置き去りにするものこそが鑑賞者たちの居場所なのだから。
鑑賞者たちのために