声のきめ
ロラン・バルトの第三の意味の中で書かれてる
問題意識:音楽は形容詞を付け加えることによってしか言葉にできない
エトス(習慣・道徳) を超えた音楽の力を記述できない
解決法:形容詞を付加する対象であるところの音楽的対象をもう一度見直す → きめ=肌理に注目する
フェノ・テクストとジェノ・テクストを対立させた
意味を込めようとする前者と発生した後者
後者は意味とかどうでもいい 気持ちがいいかどうか
現れとしてのうた
フィッシャー・ディスカウ
現れとしてのうたの代表
子音の歌
文化からはみ出さないうた
魂の歌
肺の歌→膨らむが勃起しない
エロティシズムがない
ロラン・バルトはざっくり
予定調和的に、変なことしないように予防注射する
とかを言っている
発生としてのうた
シャルル・パンゼラ
発生としてのうたの代表
意味が生まれる前の官能性のうた
意味生成性のうた
母音のうた
誇張される子音のうた
能記の重みを感じるうた
文化的抑制(超自我によるイドの抑制)に反撃するうた
声のきめとは
音楽と言語との摩擦そのものによって定義される
発生するうたはエクリチュールを生み出す
声だけでなく器楽やポピュラー音楽にもきめとその欠如がついて回る!