茅場
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これまでの茅場管理・ススキ栽培活動
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茅葺き屋根にとっての大問題、「茅不足」にダイレクトに切り込み、数年かけてススキを育てて茅葺き屋根を生かし続けようというなんとも気の長い戦いのはじまりはじまり。 背景:
「茅葺きのおばあちゃん家のまわり、筑波山のふもとの山ぎわにあって、棚田のあぜ道を抜けると丘に登れて」
茨城県石岡市上青柳集落、この場所に惹かれて集まった人々による活動は、「アートサイト八郷」など様々に変遷を経て12年目に突入。 人の行き来を作り、場所を生かす。2020年より「おばあちゃん家探検隊」としてリニューアル始動しています。 土地の風土・自然から生まれる素材を生かして暮らしを営む里山の生活、その象徴ともいえる、茅葺き屋根。 「茅葺きのおばあちゃん家」はいま、屋根の維持の困難さにぶつかっています。その要因のひとつに、材料となる「茅」の不足があります。 かつて「茅場」は村の人々が共同作業で茅を採り屋根に利用していましたが、今は手入れが行き届かなくなっているのが現状であり、「おばあちゃん家」のまわりの茅場も3箇所から1箇所へ減ってしまいました。