増井さんの発想法を掘り下げるシーズン3-どうプロダクトを広めるか?
〜みんなで増井さんのような発明家をめざそう〜
シーズン1と2はこちら
研究者は、論文発表したらそれで終わる人は多いですね 増井俊之.icon
作るだけじゃ面白くない。広めるほうが面白い
なぜ増井さんは広めることに成功するのか?
質問と興味
訴え続けるバイタリティ
①企業の中で採用される。②インターネットコミュニティで広める
エンジニアの常識を超える(富豪的発想)
研究者とエンジニアの境界をどう設定するのか
初期データはドッグフーディング?!
ひとりで70ページ用意した (1990ごろ)
https://gyazo.com/50d4066e4d5ec27a90e01be1218a84f8
Sonyの携帯電話に搭載されデファクトスタンダートとなった予測入力システム あちこちのペンコンピュータでデモした
Sonyのデザイナが共感してくれた
Sonyの副社長からGoが出た
トップダウン
最初はPCで辞書アプリを作っていた
辞書検索で、曖昧検索がうまくいくので入力にも応用してみた
なぜガラケーに入れようと思ったのか?
ガラケーの日本語入力が貧弱だった
ソニーの社内展示会みたいな所で技術デモをしていた
他にも色々な展示があって、面白かった
みんなが勝手なモノを作るというのが昔のソニーではできていた
学会のポスターセッションに近いイメージ
製品化について
携帯部門のエンジニアたちがチューニングを頑張った
増井さんはどういう立ち位置だったのか?
「 無理矢理ねじ込んだ変なやつ」
何の権限もない
あくまでも一開発者という位置づけだったのかなyado.icon
ソニー以外にもいろんな会社にアイデアを持ち込んだけど、どこも聞き入れてくれなかった
「見る目がなかった」
当時増井さんが頑張ったこと
開発ボード持ってきて動かすというのは結構な技
ギリプロダクション行けるはずというデモは見せた
社内で自分のアイデアを通すコツは?
色んな人に見てもらう
刺さる人、刺さらない人がいるのは当たり前
何社も聞き入れてくれない体験を経て、最終的にデファクトスタンダードにまで漕ぎつけてるので言葉の重みがすごいyado.icon
逆に増井さんは若者が新しいものを持ってきた時はどうなのか?
刺さっていない反応をしてしまっている気がする
wyuiseki.icon
新しくつくると広めるの間には、違うスキルや能力が求められるイメージがありますが、実態どうですか? 異なる場合、そのふたつの能力やモチベーションを両立させるために、なにか心がけていることはありますか?
自分が普通に使っていて良いと思っているものは気合いを入れて宣伝する
自信を持って宣伝している
学会でも「 あなたはそれ自分で毎日使ってますか?」と聞いていたりする
ユーザはひとりだけ
https://www.youtube.com/watch?v=xlBKYMzK3VM
ユーザはひとりだけ?
https://www.youtube.com/watch?v=LCkD4-BGljg
まだ流行ってない
今は使われていないプロダクトもタイミングがハマれば流行る可能性もある
たとえばガラケー→スマホのような端末の変化など
Macでドッグフーディング
https://gyazo.com/5a432cf5753e954ceb0069d0dbb5cde4
Scrapbox
研究室で無理矢理使わせた
町内会に広めた話
先日の今出川FMでも話しました
https://podcasters.spotify.com/pod/show/notainc/episodes/26-e27u199
初期データは増井さんが入れた
データが揃っていればみんな読む
「データは(プロダクトを)作った人が用意しないとダメ」
Gyazo
サーバー代はどう考える?
最初は自分で使うものだから気にしてなかった
FTPにアップロードするシステムも作っていた?
それは → akiroom.icon
Helpfeel
実はマイHelpfeelを使っている
「コンテンツを自分でいれなければならない」は大事ですねrakusai.icon
キーワード: ジマンパワー、自作アプリ、ドッグフーディング、富豪的プログラミング、YAGNIの法則