▽アウトライナーは根っこ状に二次元である
nora.iconアウトライナーはリニアなものだけど、それはウェブ状ではないというだけで、根っこ状に二次元であるというのが、便利であると同時に「手に負えない」事態を招く感触がある。(一般的には「ツリー」と認識するだろうけど、上向きの枝分かれなら樹形をイメージするが、下向きなので「根」のイメージ。) nora.iconアウトライナーは、何か大きめの目的のために、それを支えるものとして先が分かれていくイメージがあって、拡散方向(枝分かれしていった先こそがゴールになる形)に使うのにはそんなに向いてない印象があり、それは下層になるにつれ視覚的にどんどんスペースが狭くなるからというのもあるんだろう。
nora.iconアウトライナーの話からは逸れるが。「発想」は枝分かれしていった先に生まれるような気がする。でも「真理」は枝分かれされてしまっている外側から中心に向けて辿っていった先にあるような気がする。「真理」を表現するための「発想」みたいなものが、どの位置に置かれるべきかみたいな悩みがある。
nora.icon「発想」は、そのイメージを伝達可能な形に整える必要があって、つまり文章化だけど、そこでまた伝えたい「発想」を頂点としたアウトラインを作る必要がある。根の先から根が出てくるみたいな状態だけど、それは表現者として重要な内容なのに、そのまま作ると元の根の中心からすごい遠い位置になる。 nora.iconアウトライナーというツールの機能としては、ずっと下層の部分もズームしてそこを頂点とした形に開くことができるし、その文章化の作業として困ることにはならないんだけど、自分の中のサイズ感的なものと、物理的な(物理ではないが)位置が一致しなくて、ウェブ状の処理が必要になってくる感じ。
nora.iconでも頭の中で起こっていることはリニアなので、ウェブ状というよりは根っこ状または樹状に分かれて分かれて分かれてできているもので、最初からウェブ状に構築できるものでもなく、ゆえにScrapboxやobsidianのリンクによる整理が万能とも言えない難しさ。リアルタイムにウェブ状には生きられない。
gofujita: @rashita2 @takwordpiece @Foam_Crab おもしろいお話し、ありがとうございます。ついて行けていない部分もある(たとえば、根を広げるのと枝を広げる例えがどうちがうのか分からない..)のですが、階層を増やしすぎると、アウトライナーだと情報の整理が手に負えなくなる、ということでしょうか。
nora.icon@gofujita @rashita2 @takwordpiece
コメントありがとうございます! 不用意に個人の中のイメージを出してしまった感を自分で感じていますが、私の中では例えば学問はどんどん枝葉を伸ばして発展するものである一方思考の働きは元の概念や"私自身"という本体の充実・支えのために伸びていく印象です。
@gofujita @rashita2 @takwordpiece
「手に負えなさ」については、階層の深さそのものより(それもありますが)、枝分かれする度に思考の種類や扱う際の気分が違うものがくっついていくことによって、どこで切ってまとめたらいいかに迷う事態が発生するというイメージで捉えています。
(こちら、私宛でないものに返信してしまった感がバリバリしていますが、「根」の話を出したのは私なので、自分の考えを書きました。)
nora.icon自分は枝分かれの「元」と「先」のどちらに「いる」のか、というのを根と枝葉のイメージの差として感じています。どちらにも「いる」ことがあるので、はっきり分けることは不可能で「根であり枝葉である」のですが、何をしたくて枝分かれさせているのかでアウトライナーの性質は変わる気がしています。
nora.iconまだきちんと考えられていないですが、もしかすると「枝葉」のイメージは個人レベルではなくて学問やシステムの体系くらい大きなスケールで捉えたときに現れるもので、何かの目的やイメージに対して発想を書き留めるみたいな現場感のある枝分かれは全体的に「根」っぽい気がしているかもしれません。
nora.icon本の目次はその両方があるな。分類の整理と論理の整理の違いか…(考え中)
切り出し