スキーマ
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スキーマというのは認知心理学の鍵概念で、一言で言えば、ある事柄についての枠組みとなる知識のこと。 スキーマは「知識のシステム」ともいうべきものだが、多くの場合、もっていることを意識することがない。母語についてもっている知識もスキーマの一つで、ほとんどが意識されない。意識にのぼらずに、言語を使うときに勝手にアクセスし、使ってしまう。子供や外国の人がヘンな言葉の使い方をすれば、大人の母語話者はそれをすぐにヘンだとわかる。しかし、自分がなぜそれをヘンだと思うのか、わからない。母語の言葉の意味を説明してくださいと言われたときに、言葉で説明できる知識は、実は氷山の一角で、ほとんどの知識は言語化できない。これは、自転車に乗れても、脳にどのような情報が記憶されているから自転車に乗れるのかが私たちには説明できないのと同じことだ。 外界で起っている出来事や言語情報は、全てスキーマのフィルターを通して知覚される。私たちは、スキーマによって、現在自分が置かれている状況で何が大事かを判断し、情報を取捨選択するのである。 人は、注意を向けないものを何度見ても正確に記憶することはない。何が大事な情報であるかを見極め、注意を向けるか向けないかを決めるのが、スキーマなのである。 これだnolimitakira.icon
センスと似た概念なのかなと思ったりnolimitakira.icon