要求モデル
同義 : 分析モデル
情報、機能、振る舞いの 3 つの側面でソフトウェアを記述し、顧客の要求を表現
要求モデルが達成すべき主要な 3 つの目的
1. 顧客が求めているものを説明する
2. ソフトウェア設計の土台を確立する
3. 構築したソフトウェアの妥当性を確認できる要求を定義する
要求モデルは、システム記述と設計モデルを橋渡しするもの
要求モデリングの成果物の例
シナリオに基づくモデル : 利用者視点でのソフトウェアに対する要求
クラスに基づくモデル (クラス指向のモデル) : 分析クラスを特定するための情報を抽出
振る舞いモデル (振る舞いに基づくモデル) : ソフトウェアの動的な振る舞いを表現
過去にはデータモデル、フロー指向モデルもあったが、既に一般的には用いられなくなった
要求モデリングの最大の関心事は 「何を」 であって 「どうやって」 ではない
要求分析の段階で完全な要求や仕様を作成するのは不可能なので、要求分析とモデリングを反復的に実施すべき
関連
要求モデルと設計モデルの関連
参考文献
実践ソフトウェアエンジニアリング 第 9 版