相対的不満
マートンという社会学者が 「準拠集団」 という概念を使って 「相対的不満 (相対的剝奪感)」 という理論を展開している。 人は自分の置かれている絶対的な環境よりも、誰かと比べて 「この人たちより不利な境遇にあるが、あの人たちよりは恵まれている……」 というように 「相対的」 な不満を抱える──というものだ。
(『なぜ共働きも専業もしんどいのか』 より)