水槽の中の脳
脳だけが生かされて栄養液の水槽につけられているという状況で、脳に繋がれた端子による入出力で脳が仮想現実を見せられている場合に、脳がその仮想現実をリアルだと感じている、という状況
この設定は、デカルトの懐疑により René Descartes (ルネ・デカルト) が最も重視した点を見誤らせるもの
水槽の中の脳という設定においては水槽の外に外部の世界が明らかに在る
デカルトが確かな実体として重視したのはそこではなく、脳が思っていることそのもの
そこから出発すべき確かさがある
参考文献
普通という異常 健常発達という病