日本の会社は主婦に依存している
専業主婦を選択する理由は積極的なものもあれば、仕方なくの場合もある 自分で時間や状況をコントロールできたり、自己決定できるかどうかがしんどさを感じるかどうかのカギ
夫は理解しているが、早く帰って家事・育児を手伝うということをあまりしない
長時間労働などは専業主婦家庭だからこそ成り立つものであるが、専業主婦家庭だからこそ夫は早く帰って家事・育児を手伝う必要がある 男性は私的領域で母親や妻に依存しているにもかかわらず、それを隠して、自立・自律した男性性を保持している これは専業主婦家庭が前提にあったが、共働きが増える中、その合理性はとっくに崩壊しかけている 世の中は、転勤があっても断れるという空気になりつつある
転勤のない限定正社員の仕組みが導入されたが、解決策とはなっていない 不合理な賃金格差などがあり、限定正社員側からの不満も多い → そもそもの転勤の仕組みを見直す必要があるのではないか
夫の転勤にあわせて妻が離職する割合は、国内転勤で 30 % 弱、海外転勤で 50 % 弱 配偶者の転勤の際に休職できる制度や、一度退職した後、戻ってきたときに再雇用されるような制度を持つ会社もある 復職のタイミングと保活のタイミングなどで、使いにくい面もある
法的には職業選択の自由に反する可能性が高いが、帯同家族分の渡航費用や生活費の補助をしている企業が多く、暗黙的に NG とされているケースが多い
「パート主婦」 はなぜ値切られるのか
日本では正規と非正規の賃金格差が大きい
男女の賃金格差を縮めることは、女性が家庭責任を一手に引き受けることに合理性を与えている状況の改善にも重要
日本人男性の家事・育児時間は国際的にも少ない
要因としては会社での労働時間の長さもある
参考文献