学習する組織におけるリーダーの役割
学習する組織におけるリーダーの役割
3 つの役割 : 設計者、教師、執事
設計者としてのリーダー
組織を船だとすると、見逃されがちなリーダーシップの役割は船を設計すること (船長を思い浮かべる人が多い)
工学システムの設計と社会システムの設計は異なる
IT インフラは、既存の文化に変化をもたらすのではなく、既存の文化を強化する形で使われることが多い
組織設計の第一の仕事は、経営理念 (目的やビジョン、基本的価値観) を構築すること
正しい言葉を選ぶよりも、言葉を使って人々を巻き込むこと
nobuoka.icon リーダーは設計者たれ、というのは 『Management 3.0: Leading Agile Developers, Developing Agile Leaders』 にも通じる話だ
教師としてのリーダー
偉大なる教師は、学習する場を創り出し、人々をその場に招き入れる
サーバントリーダー
組織に欠けている重要な能力に気づくことが教師としてのリーダーの仕事のはじまり
人々が、現実を限界の源として捉えるのではなく、自分のビジョンを創り出す手段として考えられるように手助けする
執事としてのリーダー
「私が守ろうとしているものは何か?」 という効果的な問い
リーダーを育てるには?
カリスマという言葉は、神から個人に与えられた賜物 → 真の自分自身になる限りにおいて、カリスマ的なリーダーとして成長する
人間になろうと努力すること
創造的緊張 (クリエイティブ・テンション) の原則は共通
参考文献
学習する組織 ―― システム思考で未来を創造する