国譲り神話
日本神話で語られる物語
ニニギが天孫降臨する少し前の話
高天原の天照大神が、葦原中国 (アシハラノナカツクニ) を正哉吾勝勝速日天忍穂耳 (マサカツ・アカツ・カチハヤヒ・アメノオシホミミ) (天照大神の子) が統治すべきだとして、彼に偵察に行かせる
葦原中国が騒々しい場所だったので、神を派遣して国津神へ国譲りを迫る
1 柱目の天菩比命 (アメノホヒ) は国津神 「大国主」 の家来となり失敗
2 柱目の天若日子 (アメノワカヒコ) は大国主の娘下照姫 (シタテルヒメ) と結婚し、天津神を裏切る形に
3 柱目の武甕槌 (タケミカヅチ) は、圧倒的な力で国譲りを認めさせる
大国主は、2 人の息子に聞くことを求めた
事代主 (コトシロヌシ)
恵比寿神 (エビスシン) と同一視される
建御名方神 (タケミナカタ)
これで、葦原中国は高天原の天津神によって平定された
この物語と史実との関係
『アマテラス解体新書』 では、これらは古代メソポタミアでの出来事に基づくものであるという説をとっている
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ウルを首都とするシュメール人国家の最後の王の名前がイビ・シン (Ibbi-sin)
恵比寿神の元ではないか
実際に、エラム人とアムル人に魚が釣れる港の国を譲った張本人
天若日子はシュメール人の王アマ・シン (Amar Sin) ではないか?
ウルクの政治に関わった人
ウルクは別名ワーカ (Warka) と呼ばれていたため、名前に 「ワカ」 が入ったのではないか
サソリの矢で亡くなった ← 天界の矢に気づかず亡くなったという物語にも合致
妻アビシティ (Abi Simti) が下照姫?
アムル人であり、アマ・シンと政略結婚
政略結婚したのにアマ・シンがアムル人を攻撃するのはある種の裏切りと言える
アビシティのラブレターは世界最古と言われており、下照姫の和歌は日本最古のものと言われている
参考文献
アマテラス解体新書