共働き社会が格差をもたらす問題
アメリカなどでここ数十年の格差をもたらしているのは、資産の格差ではなく所得格差 家族形成が格差を生み出す
従来 (性別分業) は、妻は夫の稼ぎの不足分をパートなどで補う フルタイムの共働きカップルが増えていくと、世帯所得の格差が広がる
所得の高い男性が所得の高い女性と結婚し、他方で所得の低い男女が一緒になることが多い
アメリカでは 1970 年代以降の所得格差の拡大のうち、所得結合パターンの変化によって 25 % から 30 % が説明できるという研究結果 韓国でも、女性が有償労働に参加すると世帯所得格差が広がる、という分析結果がある 共働きかつ同類婚の場合に格差が広がる
社会学では、同類の人同士が結婚することを 「同類婚」 と呼ぶ 「同類」 というのは、見えやすい特徴が同じかどうか、ということ
社会学では、しばしば性別、年齢、学歴、所得階層、職業、民族、宗教などで特徴づけする
特性を横断して、異なる特性の相手と結婚することは 「異類婚」 という 通常は恋に落ちることがなければ異類婚はしない
文化や価値観など、乗り越えるべき壁が多い
体の大きいメスとくっつこうとオス同士が争うとき、体の大きいオスが勝つ → 結果的に体の大きいメスとオスが交尾するに至る、といった状態を表す
人間の世界では経済力がものをいう
結婚相手の選択は個人のプライベートな選択なので、政府の介入で止められない 参考文献