並列性
並列性の主な特徴のリスト (古典的な論文でマイケル・J・フリンが提案した用語)
微視的 対 巨視的
微視的並列性 : 存在するが目立たない並列機構を特徴づける用語 (並列性はあまりに普遍的である)
巨視的並列性 : 並列処理を基本的な前提として、それを中心にシステムが設計されるような使い方
対称的 対 非対称的
対称的並列性 : 同じ要素 (通常はプロセッサまたはコア) の複製を同時に動作させる設計のこと
非対称的並列性 : 同時に機能するが互いに異なる複数の要素
例 : CPU と、グラフィックスプロセッサと、数値演算コプロセッサと、入出力コプロセッサを持つ PC
細粒度 対 粗粒度
細粒度の並列性 : 個々の命令あるいは個々のデータ要素のレベルで並列処理を提供
粗粒度の並列性 : プログラムあるいは大きなデータブロックのレベルで並列処理を提供
明示的 対 暗黙的
暗黙的並列性 : ハードウェアが自動的に並列処理を行うアーキテクチャ
明示的並列性 : 並列ユニットをプログラマが制御しなければならないアーキテクチャ
参考文献
コンピュータアーキテクチャのエッセンス [第 2 版]