一般システム理論
1940 年代の後半に作られた
世界のほとんどの現象は、要素間の関係性の網としてみなせる、という考えに基づく
複数の学問分野を一つの共通言語で形式化することを最終ゴールとしているっぽい
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多種多様なシステムは何らかの重要な属性を共有しているという観点から、理論的一般化を試みたもの
システムの定常状態について、「等結果性 (equifinality)」 と 「フィードバック (より正確にはネガティブフィードバック)」 という特性を用いて諸システムの属性を一般化しようとした 実在する様々なシステムに共通の属性を、比喩や類推で表現するだけでは一般理論として諸領域に適用できないばかりか、誤解や批判を招きうるため、実在システムの抽象レベルを限りなく上げて法則定立的な理論体系の構築が行われた
このアプローチに対する 3 つの批判
理論それ自体が抽象的過ぎて、現実の実在システムを説明していない
多種多様なシステムに共通する一般的な特性は存在しない
法則定立的な恒常性維持の考察はシステムの作動のメカニズムを説明しない
特にこの批判によって、次期システム理論への発展が促された
つまり、一般システム理論は、システムにおける構造変動のメカニズムとその変動プロセスを記述・解明する理論的枠組みを持っていない
参考文献