複雑性の科学と社会システム理論
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はじめに
本論文では、下記のことを行う
システム理論
の発展史を概観
Talcott Parsons
(
タルコット・パーソンズ
) と
Niklas Luhmann
(
ニクラス・ルーマン
) の
社会システム理論
がどのようなシステム論的基盤に依拠していたのか検証
システム理論
と
社会学
の関係を問うことで、
社会システム理論
の現状と展望を述べる
システム理論の展開
20 世紀半ばに
システム理論
が新たな科学理論として登場
同時期に
サイバネティクス
(
Norbert Wiener
) と
コミュニケーション理論
(
Claude Shannon
と
Warren Weaver
) も登場
これらの諸理論の統合を企図して
Ludwig von Bertalanffy
が
一般システム理論
を提示
システム理論
の全体像は、
システム理論
を参照
システム理論から見た 「
社会システム理論
」
タルコット・パーソンズ
は第 1 期システム理論の枠組みで、
ニクラス・ルーマン
は第 3 期システム理論の枠組みで、それぞれ社会システム論を考えていた
単なるシステム理論の後追いではなく、社会学理論固有の問題を扱うためにシステム理論の運用を試みていた
「複雑性の科学」 と 「社会システム理論」
パーソンズとルーマンは別のシステム論基盤に依っていたが、共通して 「
ダブル・コンティンジェンシー
」 問題を重要視