チームが自然に生まれ変わる
やる気やノルマに頼らずにチームメンバーを動かすにはどうするか? 外因的な働きかけは悪手になっている
VUCA という時代環境 → 共通した価値観が失われており、人を動かす価値観の中心が内的なものにシフトした 内面から人を動かす 2 つの原理
持続的に人を動かすために必要
ゴールに向かって人が動くにはエフィカシー (それを実現できるという確信) が必要
正しいゴール設定と、それを実現できるという確信を確保することが重要
「自分はこのゴールを達成したい、そして実際に達成できる気がする」 という認知をチームにデザインできれば良い
外部刺激と行動をつなぐ情報処理のモデル : 内部モデル (ものの見方) 認知科学では、「ケーキを見る」 という視覚情報から 「ケーキを買う」 という行動の中間で様々な情報処理が行われる、と考える
本書でも 「内部モデルは無意識レベルで作動する」 って書かれてた 人間が外界を知覚するとき、自分の中のルールや知識 (内部モデル) と辻褄が合うように加工された外的世界の表象で認知している
自分の脳内にある表象を、自分の外側の現実として認識する
五感からの情報を生で認知するのではない
つまり、内部モデルの変化 = これまでとは違う現実を見ること
認知を変えるのに効果的なのはゴール設定
認知を変えるゴール設定の 2 条件
1. 「真の Want to」 に基づくこと : 真にその人がやりたいこと、すなわち人生全体に関わるようなゴール
2. 「現状の外側」 に設定されていること : 並みの努力ではとうてい達成できなさそうなことをゴールとして設定
現状の延長線上では内部モデルの変革は起こらない
nobuoka.icon 「達成できるという確信」 を得るために内部モデルを変えるって話だった気がするが、到底達成できないことをゴールにすることで内部モデルを変化させる、、とは???
2 つの段階
1. リーダーがゴールを発見し、それに対する自己効力感を高める まずはリーダー自身が 「できる」 という手ごたえをもっている必要
2. チーム内のメンバーにゴールを設定し、それに対する自己効力感を高める
リーダーシップの 5 原則
Have to を捨てる : 真の Wnat to を見定めるために、Have to を徹底的に捨てる
まず決断、プロセスはあと : Have to をどう捨てるかではなく、まずは捨てる決断をする
メンバー全員の Want to
リーダー自身が体験した変革のプロセスをメンバーの中にも巻き起こしていく
「自分自身の真の Want to に気づかせる」、「組織のパーパスを自分ごと化させる」、「ゴールへのエフィカシーを高める」 というステップ フィードフォワード型の面談
自分だけのゴールが設定できたので、いかにその世界に没入してもらうか?
「パーパスをどんな風に実現させていくか」 「実現したらどうなるか」 という未来について対話する