チャイルド・ペナルティ
en : Child Penalty
表記ゆれ : チャイルド・ペナルティー
女性の賃金が男性よりも低い傾向なのは、世界中で確認されている。 実はこれ、経済学研究では 「Child Penalty」 (チャイルド・ペナルティー) で賃金減少の大部分の説明ができるとの報告もある。 「Child Penalty」 とは、子供のいる女性が、育児時間捻出のために時短労働や退職をする必要性に迫られて、女性の就業率や収入が長期的に低下し続ける現象を指す。
▲ https://president.jp/articles/-/66282?page=3 より
2019 年にプリンストン大学のヘンリック・クレーヴェン教授らが提起した問題
女性の出産前後の収入が下落する、先進国共通の現象
パターナリズムや偏見によるものではなく、選択が大きな要因であるというエビデンスがある
年収の変化が大きいのは、夫の年収が高い女性が出産した後
北欧のいくつかの国 (世界で最も寛容な家族中心政策の国) を対象とした調査でも同様
スウェーデン
出産後の女性には多くの所得ペナルティが発生
子どもが 15 歳になった段階でも夫は 32 % 多く稼いでいる
妻の労働時間の短縮が主要な要因
3 分の 1 は時間給の減少
関連
男女賃金格差、男女の所得格差
参考文献
なぜ男女の賃金に格差があるのか