コンピュータシステムにおける電力密度
コンピュータシステムにおける電力密度
回路によって生成される熱の総量が必要な冷却容量を決定する
熱に関して、もうひとつ重要な側面は、小さな面積に熱が集中すること
データセンターの場合、もし多くのコンピュータが互いに密接して置かれたら過熱する危険
コンピュータとコンピュータの間、ラックとラックの間の空間を広げて冷えた空気を流し、熱を逃がす必要
個々の集積回路でも重要
その場合の電力密度は、あるシリコン領域で発散される電力
半導体業界は、長年にわたって 「Moore の法則」 (ムーアの法則) にしたがってきた
負の側面として、電力密度が増加
電力密度の増加にしたがって、単位面積あたりで生成される熱量が増加
現在のプロセッサは、古いプロセッサと比べて、1 平方センチメートルあたりの発熱が多い
結果、トランジスタの過密充填という大問題
チップから熱を除去できるレートの限界に達しつつある
この限界を 「電力の壁」 と呼ぶ
参考文献
コンピュータアーキテクチャのエッセンス ［第 2 版］