IPv6
インターネットプロトコルの最新バージョン (2022 年現在)
RFC 8200 で IPv6 の仕様が定義されている
RFC 8200 より
IPv6 は、インターネットプロトコル (IP) の新しいバージョン
IPv4 の後継として設計されている
IPv4 との差分は次のカテゴリに分けられる
拡張されたアドレッシング能力 (Expanded Addressing Capabilities)
IP アドレスのサイズが 32 ビットから 128 ビットに
scope フィールドの追加により、マルチキャストルーティングのスケーラビリティが向上
「anycast address」 と呼ばれる新しい種類のアドレスの追加 (ノードのグループのいずれか一つにパケットを送る)
ヘッダー形式の単純化 (Header Format Simplification)
IPv4 ヘッダーフィールドのいくつかが削除されたりオプションになった
拡張やオプションのサポートの向上 (Improved Support for Extensions and Options)
フローラベリングの能力 (Flow Labeling Capability)
単一のフローとして扱ってほしいパケットの連なりにラベル付けすることが可能に
認証とプライバシーの能力 (Authentication and Privacy Capabilities)
認可 (authentication) やデータインテグリティ (data integrity)、そしてオプションのデータ機密性 (data confidentiality) をサポートする拡張
IPv6 アドレスの形式とセマンティクスは RFC 4291 にて定義
ICMP の IPv6 バージョン (全ての IPv6 実装はこれを含む必要がある) は RFC 4443 にて定義
IPv6 のデータ転送順 (data transmission order) は、RFC 791 の付録 B に定義されている IPv4 のものと同一