経路依存性
人々が任意の状況で直面する決定の集合が、過去の状況がもう関係なくなっているとしても、人々が過去にした決定や経験した出来事にどのように制限されているか
特に組織の知識獲得の文脈では「今現在行っている事業」に明らかに関係する知識Aと関係が明確ではない知識Bを比較した時、知識Bの獲得が抑制されることを指して使われる 組織のメンバー個々人の視点で見た時に、知識Bの獲得行動をするときには「意思決定権者が知識Bに時間などのリソースを割く決定をするための説得コスト」が掛かる 知識Aの獲得はそのコストが低い
このコストの差によって個々人の意思決定に獲得対象として知識Aを選ぶバイアスがかかる
知識Aを得たメンバーばかりで、社内に知識Bを持つメンバーがいない状態が発生する
組織全体として見ると知識の多様性が失われている、全体最適ではない https://gyazo.com/babc113eaf8c33f15b7fafb597cf50a5
既存企業側が経路依存性によって新しい知識の獲得ができず、新興企業にはそのバイアスがないため、知識格差で既存企業が負ける 対策の例
あらかじめこういう宣言をすることで、個々人の心理的ハードルを下げることができる
複数の組織に属している場合「今現在行なっている事業」も複数になる
知識の獲得と創造を職責とする部署を作る
メンバーの知識獲得行動に関する説得コストが下がる
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