発想の累積効果
川喜田二郎「発想法」のアイデアの干渉効果の図が表現している概念はとても良いものだと思うのだけど、図自体はわかりやすくはない。 そこで新しい図を描いてみた
https://gyazo.com/54f823c392e8344612a22ac575b88b83
まず、具体的データを眺めて、そこから発想が生まれる
https://gyazo.com/72c80aeed579bd6b0df5c9f1df17e7aa
発想とかアイデアという言葉を重たく捉えてしまう人がいるけど「こういうことかな?」みたいなものもこの「発想」に含む
この記事では一旦「こういうことかな?」という仮説だと思って読み進めるといい
これがこのままなことを川喜田二郎.iconは「未発達」と呼んでいる
https://gyazo.com/b6155b0809ab6919f9d983390331c0b4
また別の時に別のデータをみて、以前と同じ「こういうことかな?」が出てくることがある
https://gyazo.com/e11881b46abccad9c685ac7d52dc0e5c
こうなると、その「こういうことかな?」という仮説は強くなる
これを川喜田二郎.iconは「安定性の獲得」と呼んでいる
https://gyazo.com/abc059657c953d18e0e8df5e3a6b402a
逆に以前の仮説と一見矛盾するものがでてくることもある
https://gyazo.com/db0c62c7f9aed4d843b2ec788c3bb6d0
この時、しばらく考えてみて矛盾が解決できなかったら「どっちの仮説も正しくなかったな」となる
これを川喜田二郎.iconは「没落」と呼んでいる
https://gyazo.com/df2d81972e8786f32920f8262a407223
「一見矛盾に見えるもの」に、よく考えると「矛盾しない説明」を思いつくケースがある
これがすごく重要
過去の同じでないものとの間につながりが発見された後、そこからさらに発展することもある
https://gyazo.com/25aeab330a8cba335301002d7085f258
https://gyazo.com/8c44caf55f9079d52610a682b8b68a23
囲みでハイライトしづらかったので色を変えてなぞってみた
僕の図になくて川喜田二郎.iconの図にある概念
一つ目のデータ群から生まれた発想と二つ目のデータ群から生まれた発想がくっついて新しい発想が生まれた
それに三つ目のデータ群から生まれた発想がくっついてさらに新しい発想が生まれた
それに四つ目のデータ群から生まれた発想がくっついてさらに新しい発想が生まれた
ここまで来てから一つ目のデータ群を扱った時の記録を見返してみると、未発達だった発想と結びついてさらに新しい発想が生まれた
これは面白い出来事なので、これが起こりうることを絵に描きたかったのはわかる
4通りの現象の説明を1枚に詰め込んだのはわかりにくかったかもね