日記2023-11-21
あっ、週記の切り替えを忘れてる
GOROman OpenAI お家騒動の既視感。これはかつてUnityで創業者のデビッド立て襟マンが取締役会で揉めて追いやられてジョン・リカテロがEAから来てクソミソIPOになった感じを思い出すなw nishio 僕は追い出された社長に技術者が全員ついて行ってハローワークで未経験者を募集してた一澤帆布のことを思い出したなー BoufrawFrodo2 これも典型的な庇護と自由の対立だよなあ。子供が「庇護の対価としての不自由」を認識できる程度に賢ければ話は違うと思うけれど、実情かなり難しいんじゃないですかね。 nishio そうか子供が庇護を得るために自由を差し出すのは交換様式Bで、子供が経済力をつけて支配構造の外に出るか、さもなければ暴力革命に至る(誇張) BoufrawFrodo2 これ、子供が十分に賢ければむしろ庇護者である親にある種の同情を抱いてしまって、それはそれで不幸なんだよな >nishio: そうか子供が庇護を得るために自由を差し出すのは交換様式Bで、子供が経済力をつけて支配構造の外に出るか、さもなければ暴力革命に至る(誇張) twitter.com/boufrawfrodo2/…
nishio 人間が今まで色々な形で根拠のないものを信じてきたってニュアンスで「霊」なのです。商品や通貨に交換価値があると信じる「物神」とか、贈与を受けた時に返礼をしないと「ハウの精霊に呪われる」とか。 nishio 「もらいっぱなしだとなんとなく良くないと感じる」という気持ちに名前をつけて概念化したものが精霊や神ということ もしかしたら、「こういう入力に対しこう応答する神経回路があり、それは遺伝子のこういう部分に由来して形成される」みたいなレベルで原理が明らかになれば、オカルト風の語彙が出てこなくてもよくなるのかもしれないなあと思いました。
nishio 時系列的には物や貨幣に交換価値があるのは交換価値があると人々が信じるからだ、ということをマルクスが「物神」と表現した > 商品経済に不可避的な神秘的転倒的現象を、マルクスは、石とか木片などの物を崇(あが)める原始的な信仰になぞらえて、商品世界の物神性(または物神崇拝)とよんだ。 日本大百科全書(ニッポニカ) - 物神性の用語解説 - 資本主義社会は、社会的分業と生産手段の私的所有に基づく社会であり、労働は私的生産者によって相互に独立して営まれている。相互に独立して営まれている私的労働の生産物は必然的に商品形態をとる。これらの私的労働の複合体が社会的総労働...
nishio それから後に贈与文化の研究をしていたモースが「なぜ贈与を受けると返礼をしなければならないと感じるのか?」という問いに対してマオリ族が答えた「贈与されたものにはハウという精霊が宿っていて、それが返礼をしないと罰するからだ」を紹介した。この精霊「ハウ」の信仰が互酬文化を生み出す nishio で、ここまできてから振り返ってホッブズのリヴァイアサンもその種の「素朴な信仰」なのでは、となった。ホッブズは国家権力を「巨大なモンスター」である「リヴァイアサン」にたとえたわけだが、その「取引」が成立しているということは人々がそのモンスターの力を信じているということ。