バーチャル研究室の発展的解消
雑談しててバーチャル研究室(2018)の話題が出て「ああいうのもうやらないの?」的な話になった で、説明しながら「そういえばScrapboxに明確には書かれてなかったな」と思った
僕の反応「え、もうやりたかったことは実現されてるから」
2021年、未踏ジュニアで初めて「採択者を含めた全体Scrapboxプロジェクト」が作られた 未踏ジュニアのメンターが毎年1〜数人の採択をして、採択者が半年間のプロジェクトをやる
これは「研究室」的
「授業もとりつつ2年掛けて行う修士課程」が「プロジェクト実行だけの半年」に圧縮されてる感じ
修了生のうち何人かがコミュニティに残って活動し続けてくれている
これは博士課程の学生のようなもの
僕はどうやら「西尾のものであること」にはあまり興味がないらしい
だから「西尾研究室」という名前にしたいという気持ちは特に湧いてこない
全員共通のチャットとScrapboxがあるのは、学生部屋の感じ
で「よりよくするために色々なScrapboxコミュニティに参加して観察しよう」と考えた
それをする中で一つ実験が行われた
2022-03-07に実験開始
無名のプロジェクトであってもプロジェクトとして成立する
二人目が参加した時点で、そこで会話が行われるようになる
二人目と三人目が僕の知らない話題で盛り上がって意気投合したりする
主客の区別をなくそうとしたが、そうはならなかった
どんなに西尾を消そうとしても「西尾が始めた」という事実は消えない
そういう意味では作った人がいなくなってる井戸端はすごいな 僕自身が活動しなくなってみたら他の人も活動が低下していった
場の雰囲気は、主が規定するしかない
「場にいる人々が好き勝手なことをして欲しい」と思った場合、主がそれを明示する必要がある
当初は5人の創設メンバーによる単一のプロジェクトとその参加者になる予定だった
その形で進めていたが予定が変わって単一のプロジェクトである要件がなくなった
締め切りもなくなった
そこで各メンバーのやりたいプロジェクトを言語化して、1ヶ月1回進捗共有する形に
これは学生が指導教官に研究の進捗を報告する会に似ているが、僕はプロジェクトを実行する側をやっている、指導教官は存在しない
ここにAIが入れば良い?
プロジェクトをやってるメンバーがM2でやってないメンバーがM1みたいな感じ
大学の修士課程とは違うのでM2に進まなくても良い
M2がやってることが見えるのが有益
そもそもなぜ?という話
でも物理的な人数の制限によって参加できない人が出てきてしまった
これを解決すべき問題だと考えている
なので類似の機会を増やしたい気持ちがあるのだなーと気づいた