トレードオフスライダー
プロジェクトの方針を決める「最初の山札」という意味です。プロジェクトが何か判断を迫られるとき、WhyとHowを振り返るために作成します。
トレードオフスライダーは、プロジェクトの中で必要な機能の取捨選択をする際に立ち返る指標です。 品質、予算、納期、スコープの優先順位を決め、プロジェクトが判断を迫られた際の材料とします。例えば、予算はどうしても固定である場合は、予算が優先順位1位となり、予算に合うようにスコープや品質、納期を調整することとなります。 一般にアジャイル開発では、「品質」「コスト」「納期」「スコープ」、いわゆるQCDSの4つの指標のうち、何を重視するかという「基準」を決めながらプロジェクトを進めていく。その判断基準の優先順位をアジャイルチームとステークホルダーを含むプロジェクト関係者とすり合わせる際に使うのが、「トレードオフドライバー」と呼ぶ考え方である。