カントにおけるアプリオリの概念
カントにおける「アプリオリ」の概念
経験から全く独立した認識ってなんなんだろ
ホモサピエンスの脳のフィルターを介さずに…こう…/villagepump/issac.icon
ロック/villagepump/ジョン・ロック.iconが「人間に生得観念はない」(タブラ・ラサ)と主張したことに対する反対?/villagepump/nishio.icon カントによれば、時間および空間はアプリオリな概念である。なぜならこの2つは、あらゆる経験的認識に先立って認識されている概念だからである[注釈 1]。 この2つが先立っていることが絶対的に自明なのではなく、カントが強調しているのは、この2つが与えられなければ、「物自体」が認識できない以上、純粋直観としては何も認識できないということである。 なお、この2つは自然に想像される時間あるいは空間ではなく、形式的なそれである。感覚的には太陽が地球を回っているように「感じられる」としても、実際にはそうではないという比喩をカント自身も援用していることから、ある新しい「構成」のために、それらは純粋直観にあたえられるのである[注釈 2]。
この場合、経験・感覚等を捨象することにより、地球が太陽を周回しているという綜合的判断が得られる。