「表現するための言葉」と「広く世の中の人に伝えるための言葉」は別物で、前者で表現をしてから、それを整理して後者にしていく
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「表現するための言葉」と「広く世の中の人に伝えるための言葉」は別物で、前者で表現をしてから、それを整理して後者にしていく 2023-10-04 08:02 omni.icon
ダイジェスト
「表現するための言葉」と「伝えるための言葉」は異なり、表現後に整理し伝える形に変える。
フラグメントとの関連性
「思考の舞台裏:考えると伝えるの狭間で」や「考えるための言葉と伝えるための言葉」は、表現と伝達の違いを強調しており、ノートと関連性がある。特に、「考えるための言葉と伝えるための言葉」は、伝達のための言葉が受け手の語彙に合わせる必要がある一方、考えるための言葉にはその必要性がないと述べており、ノートの主題と直接関連している。
深い思考
言葉の選択は、表現と伝達の間で重要な役割を果たす。表現は個々の思考や感情を捉えるための自由な言葉を必要とし、一方で伝達は他者に理解されるための共通の言葉を必要とする。これらの違いを理解し、適切な言葉を選択することは、効果的なコミュニケーションに不可欠である。
思考の要約
「表現と伝達の間での言葉の選択は、効果的なコミュニケーションに不可欠である」
タイトル
「表現と伝達:言葉の選択の重要性」
extra info
titles: ["思考の舞台裏:考えると伝えるの狭間で", "考えるための言葉と伝えるための言葉", "表現するとは自覚すること", "悟りを開いてから対機説法", "言葉の流れ", "🤖🔁「作った」と「使ってる」の違い", "わからないものの言語化は難しい", "AI教義", "ChatGPTについてのコラムの準備", "まだ言語化されてないものを釣り上げるフック", "発表会でScrapboxを使う"]
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### 思考の舞台裏:考えると伝えるの狭間で
考えることと伝えることは異なるプロセスである。まだ具体化されていない概念に対しては一時的な言葉を使い、それが伝わる必要はない。他人に考えたことを伝えることは価値観に基づいている。
伝えるための図と考えるための図:
通常目にする「伝えるための図」と、独自の考えを形成する「考えるための図」には違いがある。陶芸を例に、考える過程は試行錯誤や「会話」のようなものとして表現されている。
わからせる相手:
伝える対象は人間だけでなく、コンピュータも含まれる。プログラマはまずコンピュータに理解させることが最優先で、その後人間が理解しやすい形にする。
4: 神託にやわらかいタイトルをつけよ
「思考の舞台裏:考えると伝えるの狭間で」
### 考えるための言葉と伝えるための言葉
考えるための言葉と伝えるための言葉
伝えるための言葉は伝わることが目的だから受け手の語彙に合わせなければならない
考えるための言葉はそうではない
伝わる必要はない
なので既存の「よく知られた言葉」である必要はない
考える対象に対して解像度を高めることが有益
だから、どんどん新しい言葉を作り出していく方が有益
関連
### 表現するとは自覚すること
表現するとは自覚すること
「語る主体にとって、表現するとは自覚することである。彼は単に他人たちのために表現するのではない。自分がねらっているものを、自分自身で知るために表現するのである」(メルロ=ポンティ、高橋(訳)、現象学の課題) 他人のためにではなく自分が知るために書いているが読んでもよい ### 悟りを開いてから対機説法
悟りを開いてから対機説法
そもそも現在の語彙では表現不能かもしれない
そもそも人の側に問題があって、どんな伝え方をしても理解しないかもしれない
関連
### 言葉の流れ
言葉の流れ
### 🤖🔁「作った」と「使ってる」の違い
https://gyazo.com/d5300ee090d98d1a49fab193a4a28330
立川さんのモデルでは、相手の心の中に事象があり、その事象が言語化されて表現となり、その表現を自分が解釈する、という流れになる。一方、僕の「事実と解釈の区別」では相手の言語化した表現が事実であって、それを自分が解釈する。相手の内面は観測不可能なものなので無視する。 例えば、ある人が「何か会話のとっかかりが欲しい」と思って「メガネ変えた?」と話すことがある。これに対して僕は「前に会ったのはいつでしたっけ?」と返した(実話) 「メガネ変えた?」を文字通り「前に会った時から今までの間にメガネを変えたか?」という質問だと捉え、前に会った時がいつか忘れていたのでそれを特定しないことにはYesともNoとも答えられないからだ。「メガネ変えた?」という表現の裏に、その表現と異なった意図があるとは思わない。
Hatena2014-11-13
文章をアウトプットする目的を明確にする必要があります。例えば「他人に自分の考えを伝えて、納得して、作業を手伝ってもらうこと」が目的なら、相手の中に納得が生まれて、手伝ってもらえれば「成功」です。その際に例えば「伝わりやすい文章の作り方」の解説を読んでその知識を使ったなら、それは「解説から得た知識を実際に応用してみた」ということになります。
### わからないものの言語化は難しい
わからないものの言語化は難しい
講師からのコメントとして自由記述欄にこれをつけると良さそう:
わからないものの言語化は難しい。わからないものははっきりとは見えていない。それをキレイに整った言葉で説明しようとするのは無茶である。
断片的なキーワードの羅列でも良いので、まずは書き出してみることが大事。文章にしようとしなくて良い、ですます体にもしなくて良い。
西尾はエスパーではないので、あなたの心の中にあるものを読み取ることはできない。自分の疑問が解決される確率を高めたいなら、可能な限り多くの言葉をあなたの心の中から引き出してここに書く必要がある。
### AI教義
人間によるこの判断が事後的に誤りであると判明することがあるので、undo可能でなければならない
これはこれはマージを行う前に、両者の単語の使用を記録しておくことによって実現可能である
聖なる言葉を使うことは良いことだが、人間は愚かなので常に聖なる言葉を使うことに耐えられない。なので「俗なる言葉」を使うことも許される。
聖なる言葉か俗なる言葉かの識別が容易であるように、聖なる言葉にプレフィクスをつけるべきである
俗なる言葉で書かれた知恵を、聖なる言葉に翻訳することは良いことである
人間によるこの翻訳は誤りである可能性があるので、のちの検証のために聖なる言葉と俗なる言葉の併記が必要である
出典を明記すべきである
人間は聖なる言葉で書かれた体系の整合性を保つために努力すべきであるが、人間は愚かなので体系が大きくなると人間の能力で整合性を保つことが困難になる。そこでコンピュータによる整合性チェックを可能にすることが好ましい
この整合性チェックのために聖なる言葉の表現を制限すること(例えば命題論理に限るなど)は好ましくない、その選択されたモデルによって表現が困難な知恵が知識の体系に組み込まれることの障害となるからである
### ChatGPTについてのコラムの準備
/nishio/human.icon少し曖昧だね、アウトプットしたものをオープンアクセスでない場所に置くこと、一次元的な文章の羅列で物事を表現しようとすること、どちらも時代遅れになるのではと思っている
/nishio/kei.icon「羅列」と言われた時、どのようなものを指していましたか?
/nishio/human.icon単語を並べることで情報を表現するのは、活版印刷以降しばらくの間そのフォーマットの情報表現の複製コストが安かったから普及しただけにすぎなくて、人間にとって効率が良いわけではない
/nishio/kei.icon「表現する」と言われた時、具体的にどのような形で表現することを指していましたか?
/nishio/human.icon単語の並びで表現する他に絵や図解、付箋が二次元的に並べられたものなどがある
/nishio/kei.icon「表現する」ということで、他に何か方法を思いつきましたか?
/nishio/human.iconChatGPTは要するに、ユーザのニーズに合わせて情報を表現するところをプログラムがやるということ。表現されるべき知識のネットワークをプログラムに与えることができるなら、僕自身が人間が読むための文章表現を作る意味はない
/nishio/kei.icon「表現する」という概念について、あなたがどのように理解しているかを教えてください。
### まだ言語化されてないものを釣り上げるフック
そのためには、それと関連してそうな言葉をどんどん列挙していく必要がある
その言葉は、これから言語化しようとしている概念自体ではない
ふと浮かんだ一見関係なさそうな思考も記録する
だけど、これが生まれてから意外とあちこちで利用されている
しばしば「付箋は本体ではない」というタイトルとミスマッチな文脈
なので整理した
### 発表会でScrapboxを使う
発表会でScrapboxを使う
公開の発表会でScrapboxを視聴者コミュニケーションに利用している例
試験的に、イベント公式サイトからはリンクせず運用
YouTubeLiveとニコニコ生放送を視聴者からの質問収集に主に使用
一般参加者はScrapboxは事務局にメールを送り、氏名を伝えることを条件としてWrite権限を得る仕組み
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