QVは投票しないことに意味のあるメカニズム
なるほど、「人々が自分たちの経験からは非常に遠いことを考えなければならない」ことは問題だということかnishio.icon
2024-01-11上記の件に気づいてなるほどなと投稿したもの
QVはすべての議題に対しての意思表明を強制しない
なのでより自分の好みを反映することができる。
ある議題によって深刻な影響を受ける人がその議題によりたくさん投票する
あんまり影響を受けない人は投票しない/投票数を減らす
Q: 投票しないことは民主主義の崩壊に繋がる可能性があるのでは
人々が投票しないのは、その投票による意思決定によって自分にどういう影響が発生するのか明確でないからだ
今の民主主義が「自分に対しての影響が見えないことに投票を求められる」制度だから棄権が起きる、これは制度の問題
自分に対しての影響が見えること、個々人の関心があるテーマに対しては投票するだろう
身近なテーマには口を出したがるじゃん
投票のアジェンダ設定が身近でないことが問題
なぜそうなったかというと紙と箱の投票の実行コストが高いからだ QVは「投票しない」がシステム上有意義な行動
興味のないことに対して投票することを強制しない
興味のあることには何票も投票できる
これによって「興味の強さ」を表明することができる
1人が1票を投じて、多数派が勝つ。私たちはそんな政治システムに慣れている。
だが、ケンタロウは1票以上を投じることができる。自分にとってそれほど大切ではない問題に影響力を行使する権利を手放してもいいのであれば、自分にとって大切な問題に、1人1票制度の下でできるよりも大きな影響力を行使できるようになる。 ケンタロウは他のすべての人と同じ参加権を持っていて、他のすべての人と同じ率で投票に使うクレジットを累積しているが、 自分にとっていちばん大切な問題だけに投票権を使うことを選んでいる。
この章では、民主主義で使われている伝統的な投票システムの病理を治すためには、投票力を貯める能力と平方根関数という二つの要素が何よりも必要なものであることを示していく。