AI失業をFactorioで説明する
AI失業をFactorioで説明する
nishio ある生産装置の生産効率(原料あたりの生産量)が上昇するとどうなるかっていうと、下流に十分な需要があるなら単純に効率アップだが、ない場合は下流の在庫が積み上がったりベルトコンベアが埋まったりしてその生産装置の稼働率が下がる。 nishio その結果、原料の需要は下がり、上流ネットワークでダブつくようになり、それを別の用途に転用することが必要になる。 nishio 原料→生産物の変換はチェーンの輪っかのように幾つも繋がっていて、手前の輪っかが「人件費を払ってホワイトカラーの時間を得る」変換装置、 ゲームルールによって、不必要になった変換装置の電源をオフにできるのかできないのかは変わる
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yuiseki_ 経営者の気持ちになって日本の解雇規制に基づいて考えると、AIによる失業は「突然クビになりました!」なんて事はありえず、まず「雇用需要の減少」すなわち「転職市場の悪化」から真綿を絞るようにジワジワと始まるんじゃないかな。... otsune Satisfactoryで原発を作るフェーズだと、上流素材加工の生産量と中間組立効率を計算して倉庫在庫が貯まらないようにする必要が出てくる(大量プルトニウム倉庫の放射能でHPが減るから) ---
nishio 昨日の"「AIで仕事が奪われる」みたいな0/1の思考してる人、システムの理解を高めるためにFactorioをした方がいいのではないか(唐突)"の話、伝わってるのかどうか微妙だなぁ、下流に十分な需要がないなら上流資源を他目的に転用することが必要になるって話をしてたんだが…… >nishio: 稼働が下がったホワイトカラー、溢れてるボールを拾いにいったり、自発的兼任したり、新しい部署を作ったり、という形でアジリティを出す選択肢があって、ジョブデスクリプションで強く縛ってるとその妨げになるよな感、社内を個々人が移動できる全社的情報共有がAI時代のアジリティに重要かも