会社のメンタルモデルと評価制度とエンジニアの学び
業務時間中に業務と直接関係ないことを学ぶことが是か非かという議論から発展。
このツイートを見て、少し頭が整理された
世の中の大半の会社はアウトプット≒成果で評価するので、勉強時間を業務時間に組み込むにはそこから変えないといけない。サイボウズ社は評価を本人の市場価値にしているために、勉強時間を業務時間に組み込んでも勉強時間に本人の市場価値を高めることが出来るなら評価はプラスになる。という理解。 「成果出してりゃええんやろ?」みたいな考え方だと、サイボウズ社では容赦なく評価が下がっていく訳だ。自分の市場価値を高めるというのはこの世界でエンジニアが生きていくには必須で、それを会社が後押ししています、というメッセージの方が断然自分には響いたし勉強になった。
会社というもののメンタルモデルには2種類ある。
=会社という主体があるのではなく、その場に集まってきている個々の人々が主体である
サイボウズは明確にこちらのスタンス
前者のメンタルモデルだと
「会社さんに成果or時間を渡して、その対価を受け取る」と考えがち
この考え方だと「自分の勉強のために時間を使うのに対して会社が支払うのはおかしいよね」となる。
自分と会社が別のものとして捉えられているから。
後者のメンタルモデルだと
給与は何かの対価として支払われているのではない
どの程度の額を支払うのかは、その個人の価値によって決まる
この価値の算定に市場価値などが用いられる
会社は人の集合体なので、その人の価値が上昇することは、会社の価値上昇である。
だから学びが推奨される
https://gyazo.com/473fe7dcce2ede55e6354f25bd5a1360
「労働者は生産手段を持たないので、生産手段を持つ会社(資本家)に労働力を売って対価を得る」というモデルが知的労働者に関しては成り立たない
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描きかけて、なんかちょっと違うなと思って眠らせていたもの
会社に対する2種類のメンタルモデル
https://gyazo.com/fdc1ba7170e2493cf1d13b05daac97b7
会社を、キャンプファイヤーや祭りのような「ミッションに共感する人が一時的に集まってきている現象」として捉える
この図を描いていた時には「評価制度がそもそも違う」という切り口に気づいていなかった