チームワークと同調圧力
チームワークは同調ではない。チームのメンバーによる生産性を最大化しようとした場合、タスクの内容によっては、それぞれのメンバーが独立して異なることをすることになる。
タスクの依存関係が少ない時に、そもそも独立並行的にタスクが走らせられるのだから、そこに協調や複数人での同期・同調を強制するとパフォーマンスは下がる。 個々人が独立して走る場合、情報共有のための言語化のオーバーヘッドが不要になるが、逆に「その人が何をやっているか」を把握することが困難になる。
「きちんと状況を把握して指示・命令をしなければならない」と考えるタイプのマネジメントスタイルでは、この状況は「よくない状況」と解釈される。
一方で、この種のマネジメントスタイルは、専門家のマネジメントはあまりうまく機能しない、というのがドラッカーの指摘である。