オンラインの議論で攻撃されたように感じたら
未踏ジュニア Advent Calendar 2023
8日目の今日は未踏ジュニアScrapboxの中から他の人の役にも立ちそうだなと思ったものをピックアップして紹介したいと思います。
複数人が関与して知見が濃縮・結晶化されていく過程をお見せできたらな〜と思ったのですが、関与した人に公開許可の確認をしたら匿名化したいとのことだったので、割とあっさりとしたものになりました。
もっとがっつりしたページもあるのだけど、公開可能な形にして切り出すのが大変……、まあ「完璧を目指すよりまず終わらせろ」とも言うので今日のところはこれで終わらせることにします。
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未踏ジュニアのどこかで話題に挙がった気がしたけど Scrapbox に無かったのでまとめ直した。原文は Paul Graham @ Y Combinator のエッセイ "Life is Short"。
西尾さんの Scrapbox の記事がよくまとまっているので、そこから引用。
本能で反論したくなるだろうけど、やめておけ、あなたの大切な時間が奪われるよ という話。
src: オンラインの議論で防御しない (強調などは human.icon によるもの)
世の中にはあなたを騙して時間を無駄にさせるものがある。多くの人にとってなじみのある例はオンラインでの議論だ。誰かがあなたの意見に反論すると、あなたは攻撃されたように感じる。
あけすけに攻撃されることもある。攻撃された時、あなたは本能的に防御をしたくなる。しかし、他の多くの本能と同じで、「本能」は今の時代向きにデザインされたものじゃない。
多くの場合、直感に反して、今の時代のオンラインでの攻撃には防御をしない方が良い。防御をすると攻撃者にあなたの人生の時間を奪われることになる。
訳注: オンラインでの反対意見を攻撃と捉えてさらに防御をしようとすると、相手の意見に対して反対意見を述べることになる。これは相手からは同様に攻撃に見える。オンラインでの攻撃は物理的な攻撃と違って、怪我をして逃げたりすることがないので、相互に攻撃しあう形が際限なく続いて時間を吸い取られてしまう。
原文と翻訳、関連記事など
paul graham: Life is Short http://paulgraham.com/vb.html
paul graham: 人生は短い https://nahareport.blogspot.com/2016/01/paul-graham.html
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