悪意に悪意を返してはダメ
人Aが自分に対して悪意を向けたように見える場合に、実際に悪意を向けている場合と、実際には悪意はないのに悪意ととられうる行動をしてしまった場合がある。
後者の場合にAに悪意を返すと、Aはあなたが先に悪意を向けてきたと認識する。そうなると互いに「相手が先に悪意を向けてきた」と認識しているので、非生産的なコミュニケーションになる。
なので悪意の有無の判断によほどの自信がない限り、悪意に見えるものに対して悪意を返してはいけない。
ここでいう「〜してはいけない」は、倫理的に良くないという意味ではなく、「有益な結果をもたらさないことが、十分に有能な人には予見できる」という意味である。あなたがその行為をしたければ、しても構わない。
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