ディレクター雑談配信2021年2月
※この記事は2021年2月4日(木)午前5時に配信されたディレクター雑談配信のまとめ記事です
これまでの経緯
⓪ 年間2回しか拡張が入らないという不満
2020年は早い段階で拡張は2回と言われており、実際、その通りになったが、当初から年間2回は少なすぎるのではないかという不満があった。
① 2021年のロードマップがない
結果「ロードマップ配信」ではなく「State of Gwent」と題して、現状報告と直近の予定についての配信となった。
ロードマップを発表しなかったことについては「いつ何をすると発表してしまうことで開発陣もプレイヤーもそれに縛られてしまうのを避けたい」という説明が行われた。
また開発負担に理解を求めるような内容でもあったため、2021年も拡張は少ないのではないかという落胆につながった。
② v.8.1 アップデートでのゲーム破壊バグなど、 CDPR のミスが連続する
2021年1月のアップデートは、実装前にゲーム破壊バグが見つかり、1週間延期された。
しかし、1週間遅れで実装したにもかかわらず、ゲーム破壊バグが残っており、まともに遊べなかった。
そもそも2021年1月のアップデートでは、新カード《マドック》が追加された以外はバランス修正はなかったため、なぜこんな事になったのだという不信感が広がった。 ※バランス修正はなかったが、UIの調整などは行われていたので、そこからバグが混入したと推測される 同時期に CDPR では Cyberpunk 2077 のパフォーマンス問題も起こっていたので、これも不信につながった。
③ 公式大会実況者の McBeard さんがグウェントからの卒業を表明
状況が変わりグウェントに対する情熱が失われてしまったため、別ゲームに力を入れたいという内容だった。
声明文の中で、2021年のロードマップがなかったことの不満が記載されていた。
④ 溜まっていた不満が噴出し、不安も広がった
⑤ 開発陣がコメント投稿
CDPR の Live Ops ディレクターの Vlad(ThorSerpent) さんがコメントを投稿。
ディレクターの Slama さんが続いて「今週中にカジュアルな配信をする必要がある」とコメント。
配信アーカイブと概要
冒頭(03:00頃~)
Slama:みんなへの質問から始めたいんだけど、「シンジケートが削除される」という噂はどこからきたんだ?
Vlad:聞いたことない!※コメント欄によると Trynet の個人Discord上であったジョークらしい
Vlad さんの紹介(03:50頃~)
Slama:ホリデーはどうだった? 今年の準備は出来てる?
Vlad:もう一週間休めたが、準備万端だよ。
Slama:Vlad のことを知ってる人は多いと思うが、まずは紹介から。チームに入ったのは CDPR にいなかった Esports 担当としてだったよね?
Vlad:実際に Esports マネージャーとして2017年にチームに加わった。第1回チャレンジャー大会を行ったあとだった。Lifecoach が優勝した大会だ。入社手続きは夏の間だったので、Gamescom の第1回Open大会のときはまだ別の会社で働いていて Twitch で見ていた。
Slama:入社面接のことは知らないんだけど、「Esportsをしようとしているけどできる?」みたいなことを聞かれた?
Vlad:そうだね、そんな感じだった。CDPRにはノウハウがないからイチから作り上げないといけない状況で、Esports マネージャーとしての経験が自分にはあったから楽しみにしていた。「グウェントも好きだし、Esportsも好きだから、当然チームに加わりたい」と。またとないチャンスだった。
Slama:それから時間がたって「ホームカミング」があって、そこから君の状況が変わった。君は初期の小さなチームにいて俺にグウェントの手綱を握らせようとしていたことを知っていた。 Burza と Mateusz と一緒だったと思う。部屋の中で「次はどうする」という話をしていたのを覚えている。多くの人は気づいていないと思うが、「ホームカミング」のあとに、グウェント専門のマーケティングチームが立ち上がった。そのときはどうだった? Vlad:最初の会話のときで、今も鮮明に覚えているのは、自分が何を担当させれるのか理解していなかったのと、期待と不安があったこと。コミュニティに関してもコミュニケーションに関してもホームカミング直後はツラい時期でもあって、コミュニケーション部門から離れるタイミングでもあった。大変だった。正直なところ、いつとまでは覚えてないんだけど、当時は、一緒に組んでいた Burza はすでに有名でコミュニティマネージャーとしての地位を確立していて、その裏方にいたころは表に出なかったのでストレスはなかった。Reddit にコメントしたり、Twitter で質問に答えたりはあったけど、Burza や Slama のように表には出ていなかった。表舞台に立つのはたまにはいいよね。
Vlad:で、質問に戻ると、チーム内にコミュニケーションチームを作るというのは大変だった。
Slama:チャット欄で「Reddit に投稿した後はセラピーが必要だったか?」って聞かれてるんだけど。
Vlad:今のところは大丈夫(笑)
Slama:みんなリークや新情報を求めていると思うけど、今日は雑談だからね。で、グウェントチームで働くにあたって、Esports以外の面で、知っておけばよかったと思うことはある?今の自分が過去の自分に教えられることは何?
Vlad:あえていうなら、グウェントは様々な要素で組み上がっているということかな。進行度や、マネタイズ、経済など、たくさんある。今の知識のまま、当時、決断できる立場だったら、違う判断をしたと思う。とはいえ、幅広いものの中で一つだけ変えられるとしたら、スマホ版グウェントをもっと早く出すということだと思う。
Slama:あれは我々の状況を完全に変えたものだった。困難なこともたくさんあった。ときに、どれだけの人が関わっているか過小評価されがちだ。自分のように長年関与しているのもいるが、今のグウェントチームは100名を超えていて、そのうちの70~80名はこの2年間で雇われた。引き継ぐ前は100人だった。これは大変な道のりで、詳しくは触れないけども、この2年間で多くの変化があった。
Slama:とにかくいろいろあったけど、現状のグウェントチームには満足している?
Vlad:もちろんだ。グウェントチームの誰もが誇れる部分がある。とくに、自分は Esports から始まってマーケティングチーム、そして Live Ops に移って、開発面では新しいプラットフォームで出して、拡張を出して、大きなゲーム修正をして、劇的だった。とてもいい状態にあると思う。たしかに、Reddit を読むと何もかもが上手くいっているとは思えないけど、上手くいってない部分があるなら直せるし、成長余地があるということ。コミュニケーションも含めてね。全体として、グウェントが楽しいかという点では、とてもいい状態だと思う。
リークなどの新情報(13:00頃~)
次のジャーニーについて
Slama:リークってわけじゃないんだけど、次に大きな変更があるよね。
Vlad:あるよ。
Slama:次のジャーニーのキャラクターもね。ちょっとでもネタバレしたら、Burza がすっごく怒ると思う。来週のために、彼はしっかりと準備しているからね。
Vlad:みんなこのキャラを気に入ると思うよ。Slama はどう思う?
Slama:ずっと求められていたキャラだったと思う。でも、Burza のために何も言えないよ。 ※ちなみに日本グウェン党の予想は《ヴィレントレテンマース》 Slama:ひとつ言えることとしては、次の2つのジャーニーでは物語を書くということは一旦お休みする。つまり、毎週のストーリーはない。なにか代わりのものを用意して、余裕をもたせるつもりだ。この背景を説明すると、ジャーニーストーリーは労力が必要で、とくに直近のもの(マリボーに至る道)は編集やレビューまでの過程が大変だった。最終話は最後の最後まで書いていた。創作の部分に関しては年の後半のために余力をもたせたい。将来的には戻ってくるのだけど、その間、ユーザーは何を期待していればいいかな? Vlad:《レジス》が「ときには新しいことを始めるのはいいことだ」と言ってたと思うが、物語を伝えるんだけども長文を読むのではなくて、漫画スタイルになる。なんといえばいいのか、近いものでいうと中世漫画みたいなものなんだけど、扱うジャーニーキャラに関するヴィジュアルノベルみたいなものだね。 Slama:キャラの来歴について語るんだよね。
Vlad:扱う内容はたくさんあるよ。出来事がたくさん……
Slama:(食い気味に)文章じゃなくてヴィジュアルで伝えるってことだね。
Slama:みんなに言えることとして、我々がやろうとしていることは、文章での物語は後で再開するだろうということと、言えることは少ないがジャーニーを進化させようということで、ジャーニーに関しては新しい内容を追加する。ネタバレはしたくない。
バランス修正
Slama:また、来週のことでいうと、デザインチームが頑張ってくれて 61 個のバランス修正が v.8.2 であるよね。ちゃんと数えてないけど。
Vlad:すごく大量。
Slama:包括的な修正で、メタ環境は完全に変わるだろう。《マドック》のような新カードはないけど、今日の段階で言えることとして《マドック》のプレミアムは v.8.2 で追加される。新年にプレミアム版も追加できなかったのは妥協した結果で、最後のタイミングでカードを追加することにしたからだ。ジャーニーストーリーがあって、1月の頭に公開して、このキャラはかっこいい傭兵で、《ワーラット》を倒すような、最初のウィッチャーの一人で、このカードが必要だった。みんな楽しんでくれてると思うけど、1月の初めにバランス調整する時間がなくなったのは問題があった。 Vlad:《マドック》は珍しい例で、1枚だけ追加されたわけだけど、拡張で追加されるようなものと比較はできないが、特定の爆弾アーキタイプとして面白い効果だよね。
Slama:いいカードだと思う。61 のバランス修正の中には《ヴィー》と《リッピー・ガドムンド》もある。どう修正するかは言わないが、とにかく修正対象だ。意味のある調整になる。 Vlad:来週に Ryan とデザインチームの誰かが開発者配信を行うはず。
Slama:彼らに雷を落とさないようにね。 Ryan と最近チームに入った Jean がやるはず。
ロードマップについて
Slama:あとは、昨年からあったロードマップがない問題だね。みんなの期待を下げようとした。外部よりも内部的に重要で、ロードマップを設定してしまうと、それに影響されてしまう。半年前にこれをやるといってしまったからと、状況からして今やるべきことじゃないとしてもね。そうではあるが、言わなければならないこととして、拡張のペースが半年なのは長すぎる。それは認める。そのことについても話した。そのためにコンテンツに対して、ゲームにとっても開発にとっても健全であるような新しいやり方に取り組んでいる。すでに細かいところで調整を始めている。前回は12月にやったが、今年に何をするかがもう少しわかるものを来月に Burza と一緒に出す。それから3月の末に大きなものも用意している。1ダースほどの《マドック》をね。
Vlad:正確な言い方だね。
Slama:そんな感じのものだ。「ウィッチャーの流儀」のときに、メタ環境を変えると言ったけど、《アルズール》がくることは誰も予想してなかったと思う。今度のは《アルズール》よりもすごい。来月の終わりに公開される予定だ。12月から長い期間沈黙があってみんなには持ってもらっているから、少し先のことは伝えてあげたいと思っている。来月末までには年間の予定も話せるだろう。 Vlad:そのとおりだ。辛抱強く待ってくれているコミュニティに感謝を伝えたい。不安に思っているときはツラくなってしまうもので、思っているよりもリリースができないときはストレスかも知れないし、ベストな形で発表できないから、何も話せないというときもだ。今言及された(年間予定を伝える)配信は、我々の計画を事情も含めて伝える上で、それ以外にないやり方だと思う。すべてが明らかになって、期待できるよ。コミュニケーションチームは期待感を最大化できるようにしている。手当たり次第に情報を出すのは、期待感を高めるという意味では役に立たない。
Slama:どうやってやるかはいつも話し合っているね。話すよりも見せるほうが良いという考えに沿っている。その点では、イライラする事もあるかもしれない。次のジャーニーのキャラクターだって、4~5日後にはわかるし、今それを言ったり、どんな感じか見せることはできるけど、ちゃんとしたタイミングで見せたい。すべてのものが組合わあさった最高の状態で。だから、そのようなこと(情報を小出しにするようなこと)はしない。
延期中の Season 1 のフィナーレ大会について
Slama:Masters の Season 1 の質問が来ているね。去年の終わりに君に話したと思うけど、延期の理由はまだ継続している。我々はどうしてもリアルイベントとして実施したい。中止したときは本当に残念だった。すべて準備万端だったんだ。予約した大きなEsportsスタジオを覚えてる?巨大なスクリーンがあって、煙と一緒に開いてステージを歩ける。最後に、トロフィーをもって登場したかったんだ。俺が大好きな(アメリカプロレスの)レッスルマニアみたいな感じでさ。人生の夢だよ。ゲームディレクターだったらできないじゃん、いつやるの? そしたらもう(コロナ禍対応が)始まってたから、その担当から外されて、キャンセルすることになった。
Vlad:飛行機にもう乗ろうとしてた実況者に電話をかけなければならなかったことを覚えているよ。あとは、中止を決めたとき、まだ3月上旬で世界的な問題になっていなかったから、何人かは過剰反応だと思ったかも知れないけど、ヨーロッパではすでに問題になっていたんだ。すべての国に広がろうとしていた。イベントがあったはずの日の数日後には、正しい判断だったことが明らかになったよね。
Slama:安全策をとった。何も問題が起こらなかったかも知れないけど、延期ができる Esports イベントで誰かが病気になって死にでもしたら、その後の人生、生きていける?って考えた。
Vlad:同意するよ。
Slama:それで、リスクは取らないと判断した。
ドラフトモードについて
Slama:Devildriven いらっしゃい。えっと、ドラフトモードはいつベータを抜けるか?
Vlad:今年中だね。上半期だ。細かくは大変なことになるから言えない。
Slama:年の真ん中あたりにやることを狙っている。ロードマップ戦略からもネタバレはしたくない。そもそもロードマップとも呼びたくないんだが、スケジュールを確認はする。"想定されるスケジュール"だ。
Vlad:うーん、妥協しよう。これからはロードマップじゃなくて、スケジュール。
スターターデッキについて
Slama:それからスターターデッキのことも言われているね。スターターデッキについて言えることはある?
Vlad:グウェントのスターターデッキについて言えば、ここ数年で変えてきた。どの変更も、これで確定というものではなくて、拡張が入ったり、バランス調整で、こちらは毎月のようにやっているけど、環境がかわって、スターターデッキも影響を受けている。スターターデッキは、もちろん強いデッキとは言えないのだけど、作られたときの基本理念は引き継いでいる。そこで、スターターデッキについていえば、リフレッシュする時期が来ていると思う。ちょうど、iOS版のリリースとのときに作り直したのと同じだったと思う。
Slama:そうだね、だいぶ前だ。
Vlad:2019年の終わり頃だったと思うが、その頃からは環境が変わってしまった。楽しくプレイできるデッキというのも変わっている。だから、スターターデッキを環境に合わせてアップグレードする。詳しくは言わないけども、スターターデッキのアップグレード以外の面でも、新規プレイヤーの体験を向上するアイデアがある。
Slama:そのアイデアには自分も期待している。気になっている人のためにいうと、今どうやって働いているかだけど、週に1~2回集まって話し合う。とはいえ、自分は細かいところまでは監督できていなくて、みんなが可能なかぎりベストな判断ができる手伝いができていないと思う。
Vlad:アイデアの交換やブレインストーミングの環境については良い状態だと思っている。ほとんどの場合、チームワークを感じているし、助けられている。
Slama:リズムを掴むのには時間がかかったが、満足している。シンジケート削除の噂という最初の笑い話に戻るが、実は今週、どこかの地点でシンジケートのスターターデッキも作ろうと提案したんだ。みんなが削除するんじゃないかと噂していた頃に強固にしようとしてたんだ。ユニバース!一体何が起こったんだ!誰が言い出したんだ。えっと「Trynet が冗談を言ったら、みんなが真に受けてしまった」か。
アニメーションのアップデートはあるか?
Slama:v.8.1 はほとんどアップデートを行わなかったのにバグがたくさんあって、「なんでこんなにバグまみれなのか」と思っただろうけど、実際に見ていなくても歴史は存在するようなもので、後々のための技術構築をしているときに、壊れてしまうことがあって、一番混乱してしまうのはそのときだ。ストラタジェムが新しいヴィジュアルエフェクトになったのを体験したと思うけど、近い将来にもっとエフェクトが加わる。次のアップデートではスクリーン全面にエフェクトが加わるはずだ。ストラタジェムは完全に作り直されたカスタムアニメーションを表示することができる発射台みたいなもので、その機能は元々ゲームにはなかったものだ。「ダイヤモンド部隊」というサブチームが去年の1年間それに取り組んでいて、リリースし始めたんだ。テストもしていた。でも、まあ、ゲームは巨大だから、チェックしきれず、我々が予想していなかった形で壊れてしまった。結果、ツラいことになった。もともと誰かの作ったシリが瞬間移動する動画に触発されて「あれがほしいね」となって、「どうやるの?」「作りたいものがある中で、どうやってそれを開発する時間を作るの?」となった。それで、大きな技術的投資が必要になった。残念ながら、改善していく中で障害があって、まだ仕上げしている段階だ。年内にもっとクールなヴィジュアルを加えられると思うよ。ダイヤモンド部隊が作ったものの中には、《鏡の達人》のカスタムアニメーション(手札からプレイしたときに1回転して盤面に配置される)がある。グウェントに興奮する瞬間を加えたいと思っているが、それには時間がかかる。 Slama:チャット欄にカエルが多すぎなんだが……。質問が読めないよ。(Quporという公式パートナーのせい)
Dane(McBeard)が卒業したことについて
Slama:彼の幸運を祈っている。とても良い奴だった。変化のときというのはある。それは尊重している。
Slama:北方諸国の勢力親善大使はどうするのか?ってことをみんな気になっているだろうと思う。これについては何か計画はある?
Vlad:勢力親善大使については、遅れが発生していて、チームは懸命に取り組んでいるところ。この制度を新しく作り直そうとしていて、意義のあるものに拡張しようとしている。勢力大使は良いアイデアだったが、当初から上手く機能していたとは言えない。だから、基本的なところから改善するチャンスだと思っている。細かいことはもちろん言えないが、この件については、まもなく発表できると思う。
Vlad:McBeard について言及していたけど、去年の段階で、公式大会の実況者の入れ替えをするために面接を行っていた。すでに強力な候補者がいる。まだ誰になるかわからないし、予断を入れたくない。今、楽しみにしていることとして、すべて上手く行けば、今年は誰が実況をするのか、ローテーションを行ってもっと柔軟になる。コミュニティの意見も取り入れる、全体的なパフォーマンスも加味される。それが健全なことだと思う。それからもう一点。オンライン予選会も配信する予定だ。予選会の配信は実況者になりたい人にとって絶好の機会になる。
Slama:それって、グウェントの Esports キャスターになりたかったら Vlad の住所を見つけて、オーディション用のビデオテープを送りつけろってこと?
Vlad:そうだね、DHL(世界的な配送企業) で送って!
Slama:そうだよ、古き良きビデオテープだ。
勢力チャレンジについて
Slama:本当の話をしよう。ゲーム業界の人の中には、一緒に働いた人の中にもいたが、偽の Reddit アカウントや裏アカウントを作って、起こってほしいことや見てほしいことを投稿する人がいる。俺はそういうことには反対しているし、一度もやったことがない。でもそういうことは起きるんだ。2週間前ぐらいだったか、勢力チャレンジを早めに戻さないか?という話をしたときに、「その前に改善するべきだ」っていう意見が出て、でも、みんな戻してもらいたがっているよと。そしたら、本当にその日に Reddit に「勢力チャレンジを戻してくれ」というスレッドがたった。そしたら仕事用のチャットでリンク付きで「これ、 Jason がやったの?わざわざ立てたの?」って来てさ、俺は違うよと。とんでもない疑惑だった。
Vlad:コメント欄で「いい分析だ、Jason」って書かれてるよ。 ※以前、Reddit に自分の Youtube 動画を投稿して「Nice Analysis」と自作自演で褒めてたことが発覚した配信者がいた
Vlad:でもね、真面目に、そういうことって結構あるんだよ。Reddit 上で集合意識みたいなのが働いて、 開発陣の会話が聞こえてるんじゃないかと思うようなことがオカルト的に起こる。
Slama:ユーザー名は「俺は Slama じゃない」とかね。「俺は《ウォルター・ヴェリタス》」とか、誰か作っているかも。すまん、面白くてハマってしまった。戻そう、勢力チャレンジについてどう考えている? Vlad:戻してほしいというコミュニティの雰囲気は完全には理解できていないが、理由はわかる。最初に勢力チャレンジが導入されたとき、自分はすごく期待していた。Slama も覚えていると思うけど、もちろんほかの関係者も。フィードバックに合わせて何度か変更を加えたが、最後にやったものであってもデータからみるに我々からしたら不十分なパフォーマンスだった。古い実装は、完全に勝ち馬に乗るもので、一番簡単な、一番ラダーに影響があるものをプレイするだけになっていた。競争みたいなものが欠けていた。勢力の誇りみたいなものがね。
Slama:誰かが勢力のポスターを作っていたね。あれは良かった。
Vlad:あれは良かったね。ただ、ゲーム内のメカニズムとしては利用されていない。一旦修繕することにしたときは、そんなに時間はかからないと思っていたんだ。これについては謝罪する。遅れるのは良くないよね。でも、必ず戻ってくるよ。個人的にも改良したものを戻したいと思っている。
クリスマスイベントについて
Slama:クリスマスにやったイベントはすごく評判が良かったね。こういうイベントは再度ある?ヘンなことをいっているけど、わかるでしょう。
Vlad:どういう質問?
Slama:クリスマスのときのようなイベントはまたある?
Vlad:あるよ。クリスマスのものが特殊だったのは、星の粉を通貨として利用すると決めたことだ。それが良かったんだと思う。コミュニティの立場にたっても、気前が良かったといえると思う。これについて高評価のフィードバックもたくさん来た。また報酬という面でシステムも良かった。取り忘れてしまった去年のイベントのアイテムを入れてあった。これを参考にして、スケールを小さくしてこのあとすぐやるイベントに応用できる。
Slama:ネタバレ禁止!
Vlad:OK、コミュニティが今度のイベントをどう受け止めるのか関心を持っている。新しいことをしているからね。
Slama:みんなに理解してほしいのは、クリスマスイベントはそれ用に意図的に気前を良くしているということだ。ホリデーは年間で最も気前良くしたい期間だし、アップデートもできないし、1月は何もないことになりそうだとわかっていたからね。だからいつもより太っ腹だった。とはいっても、いきなりSMみたいに締め付けることはしないけど。
Vlad:クリスマスは年に1回だからね。
Slama:そうだね、期待の大きさという点で大事だ。それでも大きなイベントになるよ。
Vlad:みんな楽しんでくれると思う。
Slama:それじゃ質問を読むのはやめて、戦い合おうか?
ここから Slama vs Vlad のフレンドマッチが3戦行われますが、訳出はしません
シーズンツリーについて(01:37:00頃~)
Slama:何か話し忘れたことはある?
Vlad:真面目な話で触れておきたいものがある。シーズンツリーについての議論を Reddit で見かけた。まだ混乱があるみたいだけど、年間シーズンツリーは間もなく加わる。名称はここでは言わないことにする。またシーズンツリーは、現状の通りになる。つまり、今年の分と一年前のものがある状態だ。
Slama:帽子付きの若きヴェセミルのアバターは取り逃すと後悔すると思うよ。
Vlad:自分も好きだよ。
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概要:3月以降、新年(丑)の毎月のシーズンツリーは追加されない。過去2年分(亥・子)の毎月のツリーがその月に合わせて戻ってくる。新年(丑)の報酬ツリーについては、報酬手帳の新ページとして追加予定。これらは月ごとにローテーションする形にはならず残り続ける。またシーズンモードはこれまでのように1ヶ月ごとではなく、直近のホリデーイベントのようにもっと短期間で切り替わっていくようになる。これに合わせて報酬ツリーのクエスト内容も調整する。
コミュニケーションが不足したことについて
Slama:公式ツイッターも使われていなくて、何もない期間があった。ユーザーに我々を信じてくれといつもお願いするわけにはいかない。ついてきてくれるみんなに感謝する。みんなの情熱は我々には大きな意味を持っている。
次に誰を呼ぶか
Slama:次は誰を呼ぼうか。Burza が来て、Ola と Vlad も来た。
Slama:アーティストも呼ぶべきかな。アーティストはあまり表に出たがらないからな。
Vlad:誰だっけ、ボブ・ロスは別だね。 ※「ね、簡単でしょ?」で知られる画家ボブ・ロスのこと
Slama:誰か見つかったら、連れてこよう。
Slama:ここで終わりにしよう。
Vlad:戦場で会おう!
Slama:戦場でね。