時熟
時はいつ美となるか (中公新書 (727)) | 大橋 良介 |本 | 通販 | Amazon
「美はいつ時となるか、と問へば、通俗のプラトニズムとなる。時はいつ美となるか、と問へば、時熟の問題となる。さういうことだらう」と。さういふことである。ただ、さういうことであると言ったのその次に、實は私の問題が始まる。本文ではそれは、「美は人生を救濟するか」といふ問と一つになってゐる。
美の法門