兼本浩祐「普通といふ異常 健常發達といふ病」2023/1/20
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健常發達症候群 (neurotypical)
いじわる communication (いじコミ)
對人希求性
恩の貸借對照表
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愛
共感 (empathy)
$ \ne感情移入 (Einfühlung)
報酬系機能障礙←→性欲動 (快樂原則)
力動發達假說 (DDT; dynamic development theory)
dopamine 移行缺陷假說 (DTD; dopamine transfer defict)
nudge
libertarian paternalism
dopamine 移行の原資
豫想外の報酬 (unexpected reward)
社會で生きていくための長期的利害損得としては有利な馴致を腦の中に仕込む
その代償として、原資である佐藤錦との出會ひの驚きは取るに足らないものとして、後囘しにされる
multi 時閒 scale 假說
數へる事の馴致
數を數へることができるもの
aorist 的相にあるもの
意味を決定されてしまってゐるもの
rhythm を刻むことは、數へる所作の初めの一歩、つまりは未完了態にあって自らがどのやうなかたちに落とし込まれて意味の一端を擔ふかが、まだ未決定なかたちで待機しているものを、完了態へと凝縮させる最初の所作である
default mode network (DMN) の休止障礙
內的・外的環境の認知を休止する時に活動する腦の部分
default mode network (DMN)
identity
一まとまりにする、かすがい
「惡いおっぱい」は、おっぱいがないこととは根本的に異なってゐるので、私たちの大人としてできあがった世界のなかにはどこにもその居場所はありません。
「僕」や「私」
ほんたうの自分はちゃんと過不足なく名指されてはをらず、名指されてゐる自分とほんたうの自分にはずれがあると私たちは感じます。
意識 (consciousness)
con-scio。共に知る事
複數の人が知ってゐる事
否定できない事
「いいね」
basic trust
man。普通名詞として男性、人
假想的な主語としての man V。一般的に V してゐる。中動態的
Martin Heidegger の "das Man" といふ表現には、もともと大文字の普通名詞として表現されてゐた "man" が、小文字の代名詞のやうに用ゐられ、さらにこれが名詞化されて大文字になるといふ二重の屈折を經て、あたかも存在するかのやうな外觀を保ってゐる私たち人といふものの本來的な性格を表す絕妙な nuance が Deutsch 語的には生じてゐる
「私」といふものは、「いいね」を言ってもらふことでようやく自分を一つに束ねてゐる不安定な存在である。しかし、周りの人がくれる「いいね」は氣まぐれで、Россия の天然 gas の pipeline のやうに、いつそれが恣意的に向かうの都合で止められてしまうかわからない。そして、「私」の存立にかかはる「私」的安全保障のこの不安定さは直視してしまふと耐へ難い不安が引き起こされる。健常發達の一時的な病理とは、「いいね」が不足すると自分がばらけてしまふといふ、この狀態そのものにある
生き殘り戰略。かっこうのよさ。倫理
「いいね」に左右されないもっとちゃんとした「私」を探し出し、さうした「私」でありたい
突破口として戀愛や結婚が選ばれる場合にはされに選擇肢としてはよくない傾向があり
途切れなくなんらかのかたちで「いいね」を外部から獲得する
觀念奔逸
「外部に接することなく言葉の世界に封じ込められ、その內部を循環してしまった。その循環を言葉の世界內部において停止させようとする「私の中での試み」が、死への衝動ではなかったか」
色、金、名譽
指向する課題
「色、金、名譽」に關はる何かを奪はれるか、あるいはそれを獲得する見込みが失はれる狀況が、破綻前に前驅的してゐる
當事者が大事に思ってゐるものが、色なのか、金なのか、名譽なのかを、家族を含めたみんなではっきりと共有し、それを獲得ないしは守ることを、醫療者を含めたみんなで應援し、當事者の求めるものに寄り添ふ
往路・復路
往路
「わからない」部分をできるだけ鋭敏に感じて、それを探り當てる
復路
「わかる」べき部分をわかって寄り添ふ