リッキー・ゲイツ
彼のクリエイティブ・ランニング・プロジェクトは、彼が、時にはゲストを交えながら、思いもよらない場所を走るプロジェクトだ。道中、街のさまざまな姿を捉えて、一つのストーリーとして紡ぎ出す行為は、ランニング・プロジェクトという領域を超えたものだ。
街の輪郭を掴み、気になった人や道中で発見したものを写真に収める。彼の写真は、これまで 陽の目を見ることがなかったサブカルチャー、社会の変化が垣間見える確証的なもの、人間が葛藤している姿など、様々なシーンを捉えている。しばしば、それは、僕たちが日常生活で目をそらしたり、目にすることを避けている光景だったりする。
このプロジェクトでリッキーは、良くも悪くもこのような光景に焦点を充ており、このプロセスは、彼の目の前で街が徐々にすべてをさらけ出していくようなイメージだ。リッキーは、そんな一瞬、一瞬に向き合っているうちに、街の本当の姿を理解できるようになってくる。毎日、人と街について学ぶことが増えてくるのだ。
リッキーによれば、Bus Run Busは、Hut Run Hutのようなプログラムで、日中はランニングをして、夜間は次の国立公園までバスで移動しながら、車中で就寝、そして最終目的地はラスヴェガス!かなりイカれた試みだ。
https://www.youtube.com/watch?v=quspwG_FAn8
hut → 〖語源は「隠れる場所」〗 小屋, あばら屋
1977年に故アラン・ブースが東北から九州への旅について綴った著作、「佐多岬への道」にインスパイアされたリッキーは、日本をランニングで横断したいと考えている。 → アラン・ブース