patch.aul導入下でのスクリプト製作者向け注意事項
追加される関数や変更される仕様や修正されるバグなどの関係上、patch.aul導入下で作ったスクリプトが非導入下で正常に動かないということが起こり得ます。 変わる箇所のまとめとしてこのページを作っています。
トラックバーの初期値・下限・上限の値が -0.99 ~ -0.01 の時に負号が消えて 0.99 ~ 0.01 になるのを修正している
obj.rand() にて例外となるパターンがあるのを修正している
obj.randex() が追加される
obj.getvalue()にてcx cy cz frame totalframe totaltimeを取得できるように追加される
obj.getvalue()にてlayerX.timeで正しい値を取得できるように修正している
非導入下ではlayerXにオブジェクトがある場合にスクリプト側の時間obj.timeと同じ値を取得します
obj.setanchor()を使っているスクリプトが正常に処理できないことがあるのを修正している
元はスクリプト側(多角形や簡易変形)が悪く、例えばpos={0,-150,130,75};となっている状態でpos[8]など範囲外を呼び出そうとするとエラーとなるが、obj.setanchor("pos",8)の処理を入れることによってpos[8]まで拡張されて正常に動いている状態となる。非導入下ではGUI表示状態obj.getoption("gui") == trueの時しか拡張が行われないため、出力中などは正常に動かない状態となる。
obj.setfont()でfontnameに空文字列を入れた時に現在のフォントを維持するように、fontsizeに0以下の数を入れた時に現在のサイズを維持するように変更
非導入下ではfontnameが空文字列とfontsizeが0の条件を同時に満たすことで維持されます。本来バグなのが小技として紹介されてしまっている obj.setfont()にてtypeが5 = 縁のみ / 6 = 縁のみ(細) が追加されている
obj.copybuffer() にて"cache:"がシステムの設定キャッシュサイズの仕組みを使用するようになる 文字列を数字に変換する一部の処理にて全角文字も変換できるようにし、先頭の空白を無視するように変更した。
これによりトラックバーの最小値などを全角文字にしても読み込めるようになってしまったのでご注意ください
グローにて光成分のみにしていると透過情報が失われるのを修正している obj.effect("グロー","光成分のみ", 1)
エッジ抽出にて色指定無しが使用できるようになる obj.effect("エッジ抽出","no_color",1)
縁取りにてjsonの"use_space"が有効の時、画像外周の透明度が0の時の無駄な領域拡張を修正している obj.effect("縁取り","サイズ",10)→スクリプトからの実行時では強制無効にしました
シャドーにてX,Y,拡散が0以外の時の無駄な領域拡張を修正している obj.effect("シャドー","X",100,"Y",50,"拡散",30)
シャドーの後に反転(透明度反転)をした時に見た目が異常になるのを改善しているobj.effect("反転","透明度反転",1)
方向ブラーにて無駄な領域拡張を修正している obj.effect("方向ブラー","角度",0)
色調補正にて色相の計算を修正しているため、結果が大きく異なることがある